繁殖期のオオジシギ生態写真集
そのT
原生花園に歌うオオジシギ

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原生花園で歌い・寛ぎ・休憩するいろいろな生態写真があります。

 2009,06,06-07,06取材地・北海道

ソングポストで寛ぎの一時羽繕いをする。

 普段は草が多いところに隠れています。アカツメクサの咲くダイニングが好きなんです。

地上のソングポストで歌う。センダイハギ。原生花園はこれからゼンテイカ・スカシユリが華やかに咲き乱れる。

ディスプレイフライトを一休みしてもソングポストで歌い続ける。

 ソングポストは少しでも目立つところがお気に入り。


小雨が降りしきる中一所懸命に歌い続ける。晴天よりも曇天や小雨はあまり気にならない様子でした。

 

 ダイニングテーブルには花がよく似合います。

広い広い草地・原生花園のお花畑が好きです。ソングポストがあればなお更お気に入りです。
ヒオウギアヤメとセンダイハギ。


 

次の便は何時かな。ゼンテイカも見頃になりました。歌い収めも近いし・・・・・・。



 

ここは日本で一番夏の訪れが遅い場所。アキアジ漁の準備が急がれる頃やっとゼンテイカが咲き乱れていた。
ピンボケではありません。深い霧が立ち込めているのです。奥には出漁を待つ漁船。



エゾ鹿進入防止ネットに止まり歌うオオジシギ。


 乾いた地面は好きじゃないけれど適度な雨に湿っている路側帯は絶好の餌場なのです。人間の作った人工的な環境に適応している感じでした。



 

道東最北端の大好きな原生花園は乾燥化が進んでいます。ここでオオジシギの声を聴いたことは無かった
のですが木道に腰掛けて休んでいると森の松の梢から聞こえてきました。やはり居ました。来年が楽しみ
です。人工的な牧草地は定期的に刈り取られてしまいます。又公園なども適度に芝を刈り込みしてしまいます。
オオジシギ達はどの位の確率で巣立ちをしているのでしょうか。心配にもなります。自然のままにしている原生
花園は本当に数少ないのです。こんな話を聞いたことがあります。那須の牧場ではオオジシギが沢山繁殖して
いました。しかし牧場の草は繁殖期の真っ只中に刈り取られることが多いのです。最近はオオジシギはレッド
データブック絶滅危惧種だということを。



 


おーい、観光客・バーダーの皆さんここは鳥獣保護区なんだってさー。俺たちを大切にしてよねー。
というように聴こえませんか。耳で聴かずに心で聴いてください。


 

エゾゼンテイカの咲き乱れる原生花園は今が最も華やかになる季節です。
もう直ぐ秋風が吹き始める頃俺たちはひっそりとオーストラリアへ旅立ちます。

アンテナに止まり歌っています。

ここの原生花園は豊富町と幌延町に跨っているから上・下と呼ばれています。でも老朽化で今年限りで
ネィチャーセンターが移転するんだって。来年からはここを訪れるのは俺だけかもしれないね。静かにな
ってくれたら嬉しいのはオオジシギだけではありませんね。

 

オオジシギの採餌するところを見るのはかなり困難なことです。更に捕食するところは本当に困難でした。
今回の旅では採餌場面は何度も観察することができました。繁殖期は餌をとる暇も惜しんで食べては歌い
歌っては食べそして何度も何度もディプレイフライトを続けるのでした。でもそんな中時には寛ぎそして羽繕
いなどしているのです。



 


ディスプレイフライトに疲れてほんの暫しの休息のときでした。


 

地上で外側尾羽を見せてくれました。下は拡大画像です。

外側尾羽5枚

この個体は尾羽16枚です。外側5枚+5枚。中央・中間尾羽6枚です。

 

北海道で人に一番見られているオオジシギです。気がついた観光客はバカチョンで撮影して行くのでした。
ある距離までは許してくれますが、不用意にニヤミスすると何時もとは異なる威嚇音を発して警戒します。
その音・声はジッ・ジッと尻上がりの高い単音でディスプレイソングのジーッジーッという音・声とは全く異なる
ものでした。その音・声はグループディスプレイフライトでもしばしば聴くことができました。同種間の威嚇の声
だと思います。



 


カーリングで有名な常呂の原生花園です。鳥が居なければ竜宮街道を北へ南へハマナス花街道をこころ行くまで
散策できるので好きな場所です。散策後にはソフトクリームのご馳走。夜は水産会社の販売所で新鮮海の幸を
仕入れて町営公衆浴場へ。無料PKでゆっくりと熟睡。目覚ましは四時。既にオオジシギはディスプレイを始めてい
る時間です。飯も食べずに原生花園を歩きます。二三時間でオオジシギは一休み。俺も朝ご飯に戻ります。野菜
煮込みうどんをお腹一杯食べてラジオビタミンを聴きながらちょっと一息。ランチ前に竜宮街道へ散策。午後のお昼
寝も爽やかな風に吹かれながらは気持ちが良いのです。ここではなかなか快晴め青空は恵まれませんでした。
それでもオオジシギの活性度は高くハイテンションのディスプレイフライトは見ごたえ十分でした。


旅の途中に

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道東の原生花園は沢山ありますが大好きなところは標津・別海町、ウトロ、小清水、常呂、紋別、浜頓別、豊富・幌延町
という所がお気に入りです。それらを結ぶルートにはいろいろな牧草地・畑・田んぼなどがあります。何処にでも居そうな
オオジシギですがそれでもロケーションの良いところを見つけるのは大変なのです。駐車場・トイレ・歩きやすい・人が来な
いなどいろいろな制約の中での今回の旅は時期がもっと早くとも・いや早いほうが活性度は高いかも知れません。今まで、
過去は300mmと600mmの画角でしかオオジシギを見ていませんでした。広い心で広角で見ていると別のオオジシギに出会
えたような気がします。遠くのオオジシギを300mmや600mmで写すのと近くのオオジシギをぐっと広角で24-120mmとか150
mmで写してみると原生花園の広大さが飛び込んで来ます。そのUでは今回のメインテーマ・課題は青空にフライトする
オオジシギです。さてどのような場面に出会えたのでしょうか。引き続きそのUディスプレイフライトをご覧ください。

撮影機材 
ニコン D3 D300 D200 D90 (D2H)
ニッコールAi800mmF5.6
ニッコールAF60mmF2.8D
ニッコールAF24-120mmF3.5-5.6D
ニッコールAFS300mmF4D
ニッコールAFS600mmF4D
SIGMA14mmF2.8
SIGMA DG150-500mmF5-6.3G APO HMS
CASIO EXILIM
GITZO G1380&Classic四型四段
飛鳥TRIPPER120G
DELL inspiron1720
BUFFALO PortableHD250&300G

by Happy Chappy
2022.06.03renewal

 Golden SnipeGallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫

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