原生花園の大空を単独でそして二羽・三羽・四羽・六羽とグループディスプレイフライトする (C)Copyright BIRDOPIA 2004-2009 All Rights Reserved 6月の道東・野付半島は早朝は白夜のような夜明けになることが多いのです。やがて日が射す、しかし霧の中にオオジシギは声はすれども姿は見えず。飛んでいる方向だけは分かるのですがなかなかフアインダーに入れるのは困難を極める。やがて霧が晴れて青空になる頃、オオジシギのディスプレイフライトはおとなしくなってしまう。殆どは曇り空の事が多いです。そして知床峠を越えて行く。そこは別世界です。天気は良い、しかし原生花園は広大です。真上のディスプレイフライトは期待薄。ディスプレイフライトだけに拘らず、地上の採食など他の行動を観察する。地上では草地に降りてなかなか姿を見せないことも多い。地上では路側帯の芝地や植え込みなどで採食する。採食の合間にジーッジーッと囀ることもある。ブルースカイでのフライトは今でも深く心に残っている。2022.06.04追記。 |
2009,06,06-07,06取材地・北海道 急降下するオオジシギ。
先ずは曇り空でのディスプレイフライト撮影のトレーニングから始めました。昨年までは生態識別用画像が必要になり300mmでなんとか識別できる尾羽全開を撮影したつもりなのですが16枚が写っているのはなかなか撮れませんでした。今回は識別生態ということで課題は青空にディスプレイフライトするオオジシギです。最近の北海道の天候は不思議です梅雨が無いはずですが雨ばかりでした。毎日毎日曇り空相手にフライト撮影のトレーニングばかりでした。それでもほんの一瞬のチャンスを待つ為の準備を怠らず機材の選定は万全で望みました。さてさてどんな場面に遭遇したのでしょうか。オオジシギが小さくとも大きくともその場面の雰囲気が伝われば幸いです。 |
ソングポストからの飛び立ちです。ソングポストに止まるオオジシギを狙っていた、突然に飛んだ。ナイスショット。 |
急降下を始める背面です。外側尾羽を広げていまます。 |
上昇終わる頃のフライト側面・背面です。 |
急降下態勢に入りました。正面から来ました。俺はイナバウウアー撮影準備態勢です。あっという間に飛び去りました。 |
ディスプレイフライトから次のフライトへの旋回飛翔の場面です。ゆっくりとジーッ・ジーッと鳴き次第に速くなると急降下が始まります。
青空になりました。さあてディスプレイフライトが始まるかな。
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急降下開始。 |
テリトリー上空を旋回飛翔する。
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原生花園を飛翔する。
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ジーッジーッと次第に速くなり尾羽を広げながら急降下を始める。 |
これが見たくて撮りたくて出かけて来ました。 これが青空ディスプレイフライトです。 |
青空に尾羽全開のディスプレイフライトです。外側尾羽5枚×2。中央尾羽6枚。合計16枚。
外側尾羽5枚両側中央尾羽合計16枚。拡大しました。
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四羽によるグルーブディスプレイフライト |
グループディスプレイフライトは一日に何度も繰り返されていた。ある原生花園では最大六羽によるフライトが観察された。鮮明な画像ではこの四羽である。グループが旋回飛行を始める。時折単独で急降下・急上昇のディスプレイフライトを行い、そしてグループに合流する。長い時は一時間以上も続けられていた。バーダー誌によると♂がグループでディスプレイフライトをする。そこに♀が現れるとその♀を追いかけて♂達は追いかけて行く。なるほど。グループで飛ぶのは♂たちの強さをアピールする為であろうか。♂達は互いに牽制の威嚇音・声を発しながら着かず離れずグループ飛行を必死で続けていることが分かります。彼らのエネルギッシュな生態を観察していると本当に太平洋を一っ飛びすることなど朝飯前に感じられます。最大六羽によるグループディスプレイフライト。 |
太陽に傘雲がかかりました。一時間以上も続きました。初めは望遠でそして広角に切り換えてしたものです。こんな場面はもう二度と会うことは無いでしょう。神様からのプレゼント。 |
特別に拡大してみました。こんな感じでした。
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望遠レンズで狙ってみました。太陽にピントが合うとカメラを破損します。絶対にやらないでください。 |
傘雲の外側は虹色になります。 |
ランデブーインブルースカイ |
快晴の青空の下でディスプレイフライト。これが望みの瞬間です。 |
もう直ぐ反転急上昇 |
枯れ茎に止まり風に吹かれてバランスを崩した。
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テリトリーへの侵入者を威嚇するかのように低空飛行。 |
急降下側面シルエット。外側尾羽広がりが分かります。 |
ノートリ・縮小サイズ。雲間を飛ぶ。
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ステルス戦闘機・UFO |
ディスプレイフライト・イン・ブルースカイ |
斜里岳山麓をバックに5羽のディスプレイフライト
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今回の旅の最高のお気に入りのひとこまです。逆光に光る尾羽が何とも言えません。
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ジシギ生態写真を撮影しているとどうしても飛翔写真が少ない事に気がつきました。飛翔写真に拘るとジシギが居るところに踏み込んで飛び立たせて写すことになるから躊躇してしまう。それなら国内で唯一殖するオオジシギのディスプレイフライトを撮影しようと未熟な腕を奮い立たせてあれこれと妄想を企画して今年はそれを実行した。オオジシギのデータ・画像は一番少なく感じていましたが今回の一月間の取材で沢山の画像が撮れました。それを編集するだけでも大変な膨大な数になります。何れ又画像を見ながらその時々に感じたことを追加して行きたいと思っています。同じ画像を沢山公開しても無意味ですからこの辺で纏めさせて貰いました。さてさて次はどんな課題になることでしょう。イタリアサミット開催中。2009,07,10 (C)Copyright BIRDOPIA 2004-2009 All Rights Reserved by HappyChappy
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Golden SnipeGallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫 |
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