Tailfethers (Pintail or Swinhoe's) by Angle (C)Birdopia2012 by Happy Chappy 2012,09,23 |
針尾鴫・ハリオシギ、Pintail Snipe Gallinago stenura |
2007秋 沖縄県< |
撮影時のオリジナル画像です。外側尾羽を広げている。一見して細い・・・・・・・です。 |
上の画像の拡大です。外側の三枚が極めて細く・針のように見えている。通常はこれくらいの大きさの画像から |
尾羽だけを更に拡大すると。外側から三枚が極めて細く・針状と見えます。それでは外側から四枚目、五枚目、六枚目、七枚目はどのように見えますか?そうです、中央・中間尾羽は平たく見えるのが普通です。見えないですね。ハリオシギは針一本・一枚でもハリオシギです。しかし、・・・です。正しか否かです。 |
連続的な画像から、次の瞬間は・・・・更に広がって見えた。 |
尾羽を拡大したら・・・・??? より平面的に写っている。ちょっとした角度で尾羽は |
T-1,は中央尾羽 (Central Tailfeather) です。 |
そのⅡ(別個体)
同様に片側尾羽が見えている。外側尾羽は1,2,3,4,5,6,(7,?)が極めて細く・針のように見えている。 |
尾羽を拡大すると更に外側尾羽が明らかに6-(7)枚が細く・針状に見える。
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観察中の画像がこの1枚だけならどう結論下すか???針尾を否定する条件があります。細く見えるだけで短く無い。ということです。段差に注目しましょう |
次の瞬間に尾羽の角度が変化した。細く・針状から正しく、より平面的に見えている。 |
尾羽を拡大すると。外側尾羽1,2,3,4,5,が平面的で針状は否定される。幅の変化も重要な情報2-4mmのひとつです。 |
以上の二個体はどちらもチュウジシギです。フイールドでは圧倒的にチュウジシギの個体数が多いのも事実です。追記 ジシギ識別・尾羽のイラストの見る図鑑 に尾羽の段差を解説しています。 |
オリジナル画像です。筆者が初めて針尾と確認できた個体です。勿論、フイールドでは分からなかった。Ai800mmf 5,6 & D2H、画像サイズ4M そのⅢ(別個体) |
(C)Birdopia2007/2012 |
(C)尾羽の段差、Birdopia Gallinavi 2012 簡易的呼称番号では外側から
上の尾羽の個体はハリオシギの成鳥で冬羽へ換羽中です。 |
チュウジシギの外側尾羽は見る・見える・角度で異なることは何度も書いています。それは薄い平たい羽は平面的では最も幅広く正しく見えます。ところが、見る・見える角度の変化で薄く・細く・見えてしまうことが有るのです。実際の上の画像から理解できると思います。上の二個体は連続撮影した画像が沢山あります。その中から誤認する、し易い画像と正しく見えている画像の両方を載せています。もしも、正しく見えて無い画像一枚だけでは、相当な経験のあるジシギウォッチヤーでも間違えて当然です。証拠画像を撮るならその瞬間はできるだけ多くの画像をいろいろな角度で写すように心掛けると良いのです。しかし、野外ではこちらの希望通りに行動してくれるジシギはそんなに数多くは居ないのです。チャンスを待ちそのチャンスを作るのはフイールド以外には無いのです。2102,09,23(SUN)
by HappyChappy |