オオジシギは三月から四月に日本の九州から北海道に繁殖の為、オオストラリアから渡来
する。
五月には繁殖が始まる。五月、六月は繁殖期である。渡来直後のディスプレイは最も活動
的であり、次第に活動は低下し続ける。六月になると雛連れを観る機会が多くなる。
同時に六月下旬になると活動は益々低下して七月にはディスプレイはほぼ終息を迎える。
七月上旬頃のオオジシギは既に夏羽・繁殖羽から冬羽・非繁殖羽への換羽が始まる。

関東平野では早い年には七月上旬頃からオオジシギの成鳥・夏羽から冬羽への換羽中の
個体が観られるようになる。そして八月になると幼鳥・幼羽の新鮮な個体が観られるように
なります。渡りの最盛期は八月から九月上旬であり、その後はチュウジシギやタシギが多く
観られオオジシギの秋の渡りはほぼ終息を迎える。
そんなオオジシギの秋の渡りのポイントを探ってみた。

ジシギたちは水田を餌場として、或いは隠れ場所として巧みに利用しているのが分かります。
関東の八月の水田はお盆が過ぎる頃に稲刈り・コンバインが始まる。つまり、早場米・アキタ
コマチの水田はお盆前には畔の除草が行われて水が排水されてコンバインの登場となる。
そして九月に入ると同様にコシヒカリが収穫期になる。

田んぼは品種ごとに、又田植え時期によりちょっとずつ収穫期が異なる。それに合わせて
農作業も次々に変わる。
収穫期、農繁期の農道には一般車は立ち入り禁止の表示がされる。こともあります。
農地は立ち入り禁止、農道は農耕車優先です。
ルールを遵守してジシギウォッチングを楽しみましょう。

秋の渡りの オオジシギを探す

(C)Birdopia Gallinavi 2012

2012,08,09以降継続
by HappyChappy
オオジ成鳥冬羽、
幼鳥第1回目冬羽、
チユウジ成鳥冬羽
タシギ多数
食痕・足跡・環境
など

(C)Birdopia 2012

次列後縁の白帯不明瞭はタシギでは無い。秋のチュウジシギの頭側線は真っ黒
・斑紋が無いのが普通です。第一回目掲載のオオジシギ成鳥・冬へ換羽中の個体
とは違いが分かりますか。馴れるしかないですね。俺も今季、初ですから・・・

(C)Birdopia 2012

今季は地元、関東でオオジシギ成鳥、幼鳥とチュウジシギそしてタシギの群れも
観察できました。成果は大の結果でした。

by Happy Chappy

2012,08,09
08月は6回出撃
2012,09,05
2012,09,07
2012,09,08
2912,09,09
2012,09,13

関東地区の日の出は大分遅くなりました。今朝は雲もあり日の出は五時半頃でした。
雨が無いとタシギたちは立ち寄ってはくれない様子です。

コチドリの足跡

(C)Birdopia 2012

(C)Birdopia 2012

(C)Birdopia 2012

タシギの群れが来ている。300mm&D90を手持ちで農道を歩いて見ました。翼下面の
淡色、次列後縁の白帯の明瞭がタシギの絶対的識別点になります。尾羽は通常14枚。
足元からチュウジシギが飛び立ちました。本日の収穫は飛翔するタシギでした。

タシギたちの足跡

九月も中旬になるとこの辺・江戸川流域・コシヒカリも刈り取りが進んで苅田が
多くなる。早く刈られた田んぼは二番穂が伸びている。雨が少ないと水溜りも
少なくなり、タシギたちも南下を急いで行く。今朝はタシギが一羽だ飛び立った。
水溜りを覘いて見ると、コチドリの足跡、タシギ等のジシギの足跡が観られ、側
には食痕が見られる。

地元で観るオオジもチュウジも特別の思いがある。

(C)Birdopia 2012

(C)Birdopia 2012

(C)Birdopia 2012

(C)Birdopia 2012

(C)Birdopia 2012

(C)Birdopia 2012

小さな穴はタシギたちの突いた跡です。

瞬間移動とは、ジシギを間近に見つけて互いに見合ったままフリーズ
する。そしてカメラを手にしようと目を離した瞬間にジシギはその場所
から居なくなります。大抵はネズミの如く走り去るのです。それを称し
て瞬間移動と言うのです。

八月下旬になるとコンバインが始まりました。まだまだ暑い日が続きます。未だ残
っている稲田の畔を丹念に探してみましょう。

6月中旬、夏・繁殖羽の後期の成鳥。羽毛は退色、摩耗して傷んでいる。尾羽先端部
や肩羽他の激しい摩耗が見られる。
夏・繁殖期の初期、渡来直後の個体は退色や摩耗も少ない。夏羽、冬羽でも初期、
後期では全く印象が異なり別種のように感じることが有るのです。

(C)Birdopia Gallinavi 2012

上と同一個体

夏羽・繁殖期、後期の成鳥

上の個体が近付いて来ました。

夏羽・繁殖期、後期の成鳥

もう直ぐ収穫が始まる水田。八月上旬。鳥避け糸が張られている。早場米の
この地区ではアキタコマチがお盆明けにコンバインが稼働する。九月に入る
とコシヒカリのコンバインが始まる。この品種はアキタコマチです。

繁殖羽から冬羽・非繁殖羽に換羽が進んでいる成鳥。2012,08上旬

特 別 注 意 事 項 !!

梅雨明け後の七月下旬から八月上旬は最も暑い・猛暑日が続く時期です。
熱中症予防対策を十分に行うことを忘れずに。
涼しい早朝や夕方がお薦めです。雨になると農作業は意外に・・・・・・
ジシギたちも活動的になるのが普通です。天気予報を見ながらでかけましょう。

埼玉県・江戸川流域2012,09上旬

埼玉県・江戸川流域2012,09上旬

埼玉県・江戸川流域2012,09上旬

餌の捕る場所がタシギとは異なる事が分かった。つまり、田んぼの水のある場所では
無くて、畔に上がり畔の斜面で太いミミズを大量に捕食していた。採餌、休憩を続け
ながら畔を移動する。カラスやサギが上空を飛ぶと、あの尾羽を上げる動作をする。
そんな事を何度も繰り返していた。発見から二時間以上観察していると、いろいろと
見えてくるのです。それらの行動がタシギとどこが異なるのかが分かれば識別は
それで一応完結である。後ろからトラックが来た。稲刈りの始まりです。トラックの後
から農道を歩くと、足元の畔の横からゲッと一声、飛び立つ、スローモーションを見
ているような感じで低く飛び隣の農道の横に着地した。あれ・・・オオジが居たんだ。
車では飛びださないが人が通過すると飛び出す。ということでした。

埼玉県・江戸川流域2012,09上旬

昨日の下見ではオオジシギ成鳥冬羽を飛ばしてしまった。その後チュウジシギ幼を見
つけてデジスコのセット中に
瞬間移動されてしまった。今日はタシギの群れていた田ん
ぼに行く。50±のタシギが飛び出したのに田んぼの中で休む一羽を見つけた。JIZZで
は肩羽羽縁の濃さ、流れがタシギとは異なることに気が付いた。慎重に近づく。チュウ
ジシギ??、未だ種は確定はしてないがタシギでは無い。

地元の江戸川流域の田んぼを歩いて来ました。オオジシギ成鳥冬羽、オオジシギ幼羽?、
タシギ10±多数が入りました。昨夜の雷雨で苅田は湿田になりジシギたちは立ち寄って
くれました。奥はスーパー堤防です。明日から楽しみです。風は少しばかり涼しさを感じる。
田んぼが乾いてくると用水路に入るようになります。

畔に稲穂が覆い被さり畔の側面が見にくい。このような所は丁寧に双眼鏡で探して
見る。オオジシギは畔の上だけでは無く側面を突いて餌を探す事も多いので畔際
の水田の中も要注意です。

幼鳥・幼羽から第一回目冬羽へ換羽進行中。2012,09,上旬茨城県

広大な水田をオオジシギを探して畔を一本ずつ探してみましょう。上の解説を参考に
この畔は丁寧に、この畔はパス・・・など根気の続く限り。

水が止められ水田が乾き始めている。手前の空き地はコンバインの出入り口です。

九月に入ると苅田が多くなる。まだまだ稲田は残っている。秋の長雨で湿地ができると
チュウジシギやタシギ渡来の季節になります。

肩羽の一部に幼羽が残る。雨覆、三列、初列風切など新鮮な幼羽が見られる。

観察者もジシギに負けずにカムフラージュ・地味な服装・しましょう。

Nikon AFS 600mm F4 & D-300S &TE-14S 2012,08上旬、早朝、茨城県

夏羽・繁殖羽から冬羽・非繁殖羽に換羽が進んでいる成鳥の個体。繁殖期の後期・六月
には羽毛は退色、摩耗、脱落があり相当傷んでいる。それから一月後にはこのように
新鮮な冬羽、(背・肩羽など)へ変わりつつある。

これは6月中旬、夏・繁殖羽の後期の成鳥の個体です。羽毛は退色、摩耗して傷んで
いる。上の秋の渡り時期の個体、夏羽から冬羽に換羽中の個体と比較して見てください。
違いが分かりますか。

農薬・除草剤で畔の草は根こそぎ枯れている。見た目は綺麗だが地表・地中の生態系
は崩れている。つまりミミズの生息は難しくオオジシギの餌場にはなりにくい。草・根が
無いと保水性が無く土地が乾いてミミズなどは生息が出来ない。

草が伸び過ぎていると見つけにくくなる。オオジシギが居ない訳では無い。

丁寧に畔の除草がされている。未だ水は入れられている。このような適度な草地が
あり、水田に水が有れば最高のポイントになる。畔の除草はコンバインが雑穀などの
種子が米に混じらないように、或いはコンバインが正常に動けるようにする。大事な
農作業の一つです。

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