オオジシギの尾羽

2014,05,29 by HapppyChappy

改めてオオジシギの尾羽を検証したみました。

オオジシギのディスプレイフライトの下面


通常尾羽は中央からT-1,2,3と付すがここでは分かり易くする為に外側から付している。外側尾羽2枚が淡色。


 オオジシギのディスプレイフライトの上面

 オオジシギのディスプレイフライトの正面

 

この固体は第一回目の夏羽の可能性がある。2014.07,07追記理由は
オオジシギの年齢を考察するをご覧ください。



 

尾羽16枚の個体。外側尾羽1-2は極めて淡色である。続いて3-5は暗色である。最外側尾羽の幅、色彩見える。と言われるのが一般的です。南西諸島を通過する個体には淡色系の個体が居るので要注意です。オオジシギでは外側から一枚目と二枚目では白黒の比が白地に黒帯であり、三枚目からは逆に黒地に白帯のように暗色・黒く見えるのが普通です。チュウジシギでは外側から一二枚目が淡色傾向ではあるが三枚目四枚目、五枚目、六枚目は極めて暗色に見える傾向にある。淡色とは白地に黒帯の割合が少なく、反対に暗色とは黒地に白帯が入ることを意味している。

 チュウジシギ淡色系・沖縄県9月上旬


 

尾羽は20枚のチュウジシギです。この個体は尾羽の枚数からはチュウジシギを確定するものですが、外側尾羽だけを見て一瞬、オオジシギ的に観てしまいます。

上と同一個体のチュウジシギ、冬羽に換羽中です。

 

(C)Birdopia
by HappyChappy2014,05,30

renewal 2022.05.23

 Golden Snipe Gallinago Aurumキンジシギ 黄金地鴫
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