2014年春・南西諸島のジシギの渡り
まとめ

2014.03-04のほぼ二カ月間にわたり沖縄県中北部の水田地帯でのジシギの渡りを観察した。識別した個体数を出現順に暦にナンバリングした。結果は以下の通り。
(C)Birdopia Gallinavi  2014 by HappyChappy
2014,11,01

 
2暦2014 チュウジシギ ハリオシギ オオジシギ 特記事項
3月4日 - - - 観察開始
5 - - - コタシギ
6 1,2 - - -
7 3,4,5 - - -
8 6 - - -
9 7 - - -
10 - 8,8, - -
11 9,10 - - -
12 - - - -
13 11 - - -
14 - 12 - -
15 - 12 - -
16 - - - -
17 - - - -
18 - - - -
19 13,13, - - -
20 13 - - -
21 - - - -
22 14,15, - - -
23 16 - - -
24 - - - -
25 - - - -
26 - - - -
27 17 - - -
28 - - - -
29 - - - -
30 18 - - ヤマシギ二個体
31 19 - - -
4月1日 20,21,22,23, - - -
2 - - - -
3 20 - - -
4 21 - - -
5 - - - -
6 - - - -
7 21,22, - - -
8 - 23 - -
9 24,25, 26 - -
10 - 27 - -
11 29 28 - -
12 - - - -
13 30 31 - -
14 - - - タシギ6
15 - - - -
16 32 33,34,35, - -
17 36,39,40, 37,38,41 - -
18 - 42, - -
19 - 46,47, -
20 - 48,49, オオジシギ、暗色型
21 50 51 - -
22 - 52 - -
23 54,57, 53,55,56, - コチュウジシギ
24 - 58-64 オオジシギ、淡色型
25 65 66-69 - -
26 - - - -
27 70 71 - -
28 72 73 - 本日で観察終了
29 帰宅中 - - -
30 - - - -
赤数字
ヤンバルへ
- - - -
 考  察

コタシギ、コチュウジシギとは体格が特に小さな個体を言う。同一bヘ同一個体の複数出現と思われる数字を表す。

 @チュウジシギは3月から4月末まで平均して観察される。しかし、3月上旬は越冬個体が多く、徐々に渡りの個体と入れ替わると思われる。渡りの個体は明らかに夏羽と思われる新鮮な羽毛に換羽しているか、その途中の段階で移動している。Aハリオシギは3月上旬は越冬個体が極めて少ない、中下旬にはほぼ見られなくなる。4月には中旬から渡りが観られて下旬にはピークを迎える。Bオオジシギは4月20,24日に各1個体、暗色、淡色型を観察・撮影した。Cタシギは3月上旬にはほぼ移動・北上を終了する。少数が残り、北上組の小群が観られる。明らかに夏羽の明るい個体が多い。Dヤマシギは三月下旬に夜間水田地帯で観察された。E5月も渡りは続くが再度ピークがあるのかは不明である。今後の観察による。
 

夏羽のハリオシギ、2014,04沖縄県



ハリオシギを観察していたらバックドアをトントンたたく音がした、後ろを振り向いたら地元の知り合いでした。
今は観察中ですと、ジェスチャーで応えた。あれ以来お会いしてない。マングローブカニを貰ったのを思い出します。蒸して食べました。彼らは河を巡ってマングローブガニを捕獲するのが趣味でした。

 (C)Birdopia Gallinavi 2014 by HappyChappy
2022.05.29 renewal
 Golden Snipe Gallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫
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