2015年・南西諸島のジシギの渡り
 まとめ

2015.03-04下旬のほぼ二カ月間にわたり沖縄県中北部の水田地帯でのジシギの渡りを観察した。識別した個体数を出現順に暦にナンバリングした。結果は以下の通り。
(C)Birdopia Gallinavi  2015 by HappyChappy
2015,12,03

2暦2015年 チュウジシギ ハリオシギ オオジシギ 特記事項
3月4日 - 2 - 観察開始
5 - - - -
6 1 - - -
7 3 - - -
8 - - - -
9 1 - - -
10 3 - - -
11 - - - -
12 1 - - -
13 - - - -
14 - - - -
15 - - - -
16 - - - -
17 - - - -
18 - - - -
19 - 1 - -
20 - 1 - -
21 - - - -
22 1 1 - -
23 - - - -
24 - 1 - -
25 1 1 - -
26 - 1 - -
27 - - - -
28 - - - -
29 1 - - -
30 3 - - -
31 - - - -
4月1日 2 - - -
2 3 - - -
3 1 - - -
4 2 - - -
5 2 - - -
6 2 1 - -
7 - 2 - -
8 1 2 - -
9 - 1 - -
10 1 6 - -
11 - 5 - -
12 - - - -
13 - - - -
14 - - - -
15 - - - -
16 - 8 - -
17 2 11 - -
18 3 12 - -
19 5 5 -
20 8 3 - -
21 8 1 - -
22 13 9 - -
23 6 4 - -
24 4 11 - -
25 7 12 - -
26 6 7 - -
27 1 7 - -
28 帰宅 - - 本日で観察終了
29 帰宅中 - - -
30 - - - -
合計数 77羽 107羽 0 -
 考  察

@タシギは三月上旬まで安定して30+、下旬にはほぼ半減する。四月に入ると更に減少する。下旬になると複数個体が観察されるだけになる。多分入れ替わりがあると思える。Aチュウジシギ、ハリオシギは三月中はほぼ越冬個体と思われる。ほぼ単独で居る。同一個体と思われる個体が複数回観察される。B四月に入ると少数ながらほぼ毎日観察することができる。しかし、連続して見られない日が続くこともある。移動が始まっていると思える。C中旬以降は増減が激しい。これは少群での渡りであり、天候により立ち寄る、立ち寄らないなどの要因が多いと思う。D今季も渡りの続く四月の下旬に観察を終了した。来季は渡りがほぼ終息するまでGW明けまで続ける予定です。E渡りは天候、風向きなどに大きく左右される。突然の暴風雨は渡りを中断、途中着地などに
なる。今季は南西諸島の何処でもいろいろな珍鳥が出現した。F昨年のデーターに重ね合わせるとハリオシギは四月中、下旬に渡りのピークが見られる。チュウジシギも同様な傾向を示すがハリオシギよりはより幅広い期間で渡りをしている。と感じる。

 




初めての秋の沖縄遠征ではビギナーズラックでクロハリオシギの幼鳥に出会いました。以来成鳥に出会うのが夢でした。その後幼鳥には再度出会ったが撮影のチャンスは無かった。成鳥の秋や春にはなかなか出会えない。それどころかクロハリオシギとはどんな形態なのかも知らないから探しようがない。この年の春に小さな群れが居た。その中に観たことも無い個体が居る。とても警戒心は強くて草地から出ない、じっと行動を観察する。段々とジシギたちも落ち着いた、腹が満たされて満足して草地から出てきた。もう興奮が治まらない。明らかに異質な感じを受けた、クロハリオシギと分かったのは相当経過してからです。生涯の宝物です。この画像はとても貴重な一枚です。近づき過ぎてフレームアウトしたことを今でも覚えている。2022.05.28追記

今季の最大の収穫は黒針尾鴫・黒色ハリオシギです。初めての南西諸島でのジシギ観察では800mmマニュアルレンズでした。ある日突然に観察していた湿地にジシギが舞い降りたのです。かなり至近距離でした。午後の逆光です。露出を+補正したのですが、それがハリオシギのドアップでしたから、±0で良かったのです。夢中で撮った画像は全て飛んで真っ白でした。そんなことを安宿・ゴールドステイでのことを記憶している。翌日反省を込めて、今度はAEです。先ず見つからないだろうという予想に反して同一個体と遭遇したのです。そしてその後その個体とはフルコース撮影できたのです。幼鳥・幼羽の黒いハリオシギでした。そしてこの個体は成鳥になるとどのように換羽するのかが気になっていました。あれから7-8年経過して春の成鳥に出会えたのです。これが上の個体です。ジシギは何色でも居るというのが俺の基本的考えです。しかし、やはりフイールドて゛そんな個体に出会ってしまうとは・・・・・・。だからジシギは止められないのです。

 (C)Birdopia Gallinavi 2015 by HappyChappy
renewal 2022.05.28
 Golden Snipe Gallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫
inserted by FC2 system