2017年春の渡り

旅程-2017.03.04-新門司港2017.03.06-07奄美大島・名瀬港13名瀬港-14沖縄県本部港-2017.04..11那覇泊港-粟国島16泊港、沖縄本島、2017.04.27本部港-鹿児島港-28新門司港2017.04.30東京有明港、今季は奄美大島、沖縄本島、粟国島、沖縄本島に滞在しました。愛車BirdopiaⅠ号ハイエースバンとともに。

 

沖縄県での観察は10年を超えた。そろそろジシギ専門の観察は卒業かとも考えるようになっていた。それは2016.11.22のコシギを観察することができたから、ある意味目標を達成してしまったからです。日本産ジシギとその近縁種、ヤマシギ、アマミヤマシギ、そして念願のコシギが運よく観られたからです。その後は数か月間、達成感と虚脱感が交錯していた。そして10年目に改めてアマミヤマシギを再度観てみようという気になった。それを機に沖縄本島とその離島での小鳥を観察する為、粟国島を初めて訪ねてみた。するとそこは時期的にもハリオシギの渡りのトップシーズンで大した湿地も無い小さな島でも草地、ゴルフ場や牧場などで頻繁に観察することができたのです。一週間の滞在ほどで本島に戻るとそこもハリオシギたちの渡りが続いていたのです。10年来の大当たりの年になりました。そして今年は過去10年間の画像を整理する年になりました。毎年1000枚の画像をキープして10年間で大凡10000枚の静止画と1分間動画500程度のジシギに関するビックデータを新しいレッツノートSSDにコピー保管しました。今年は2017.09.15筑波大にて日本鳥学会大会のジシギ自由集会に参加してジシギ好きな全国のバーダーさんにお会いしてその熱意が今後の俺の鳥見の支えになることでしょう。みなさんありがとうございました。2017.09.17by HappyChappy Birdopia Gallinavi

 

4月上旬のチュウジシギ、成鳥・夏羽・繁殖羽、今考えたらバランスが変です。完全なミスです。
黒いのでチュウジシギと思い込んでいた。正解です。尾羽はチュウジシギです。2022.06.16追記
何年やってもミスは続く。

 

4月下旬のハリオシギの群れ(5羽)の一羽です。成鳥・夏羽・繁殖羽

 

ハリオシギ群れの一羽、別個体、羽が一枚飛び出している。同様に成鳥・夏羽・繁殖羽。

 

4月下旬、第一発見時の一枚です。渡り着て疲れて休んでいるところです。この後暫く休んでは採餌、休憩を繰り返す、典型的な渡りの1シーンです。初めはハリオシギと思い込んでいた。ところが採餌、休憩を繰り返し、突然
伸びをした。するとなんと外側尾羽は・・・・・そう・・・チュウジでした。寝ていてもプロポーションからチュウジシギです。

 

この姿勢で暫く伸びを続けてくれた。そしてあれれ・何年やってもこれだから・・・でもこれがジシギの世界だと思えば辛くは無いですよ。

 

粟国島へのフエリーは大荒れでした。島について土地勘が無いので、とりあえず島を一周し始めた。すると間もなく道路路側帯にドサッと空から何かが落ちてきた。車をバックするとジシギが見えた。しかし、隠れてしまった。一度その場所を離れた。暫くして同地にゆっくりと車を走らせたるその場所にはハッキリとハリオシギを確認した。近すぎてこれが精いっぱいの構図でした。その後その場所は島の南部でジシギたちが入ってくる場所と気が付いたのでした。その後も何度も路側帯に居る個体を確認したが近すぎて撮影することは困難でした。ハリオシギ成鳥・夏羽・繁殖羽、4月中旬。追記、秋に観察される淡色の幼鳥はひょっとしたらこれが成鳥・夏羽・繁殖羽かも知れませんね。他のハリオシギの成鳥・夏羽は褐色・赤味が濃いです。

 

ハリオシギの群れの一羽、成鳥・夏羽・繁殖羽。秋の淡色型の幼鳥、極めて標準的な個体は、このような成鳥・夏羽・繁殖羽になるのかも知れません。

 

4月中旬、粟国島ゴルフ場の芝を刈ったものを置いてある場所に二個体。ハリオシギ成鳥・夏羽・繁殖羽。

 

4月中旬、二個体が同一場所に居た。とにかく警戒心が強くて観察のチャンスが少ない。越冬個体と思えるのですが、断定はできませんでした。このように人知れず越冬している個体は意外と多いと感じます。ハリオシギ成鳥・夏羽・繁殖羽です。

 

その相棒がこちらです。上の個体と近い場所に居るのですが一緒に行動することは無く別々に近くで行動していた。こちらがやや小さいサイズでした。車が近づくだけで隠れてしまうほど警戒心の強い個体でした。

 

3月下旬、通常は行かない、通らない地区を通過してみた。するとそこにぽつんと一羽佇んていた。チュウジシギの早い渡りの個体と思われます。

 

今季の水路は大当たりでした。いろいろな珍しい鳥が越冬していたのです。水路で採餌するタシギです。
シベリアセンニュウ、ヒメクイナ3個体、など・・・

 

3月下旬に見つけたチュウジシギ、4月1日に至近距離で見つけた。
成鳥・夏羽・繁殖羽。

 

4月上旬、チュウジシギ成鳥・夏羽・繁殖羽、これだけニアミスすると互いの緊張感が伝わりますね。今季はチュウジシギ15、ハリオシギ20程度の観察でした。

 

今季は白内障の手術も終えて視力は1.2を保持しているから鳥が動かなくとも良く見える。フアインダーのピントも良くて不自由なく観察ができるようになりました。気力が続く限り鳥見旅を続けたいと思うこの頃ですが、夏場に発症した腰痛をこじらせてしまった。現在はプールでのリハビリを続けているが散歩は控えめにしている。未だ右脚太腿の筋肉痛に悩まされている。早く治さないと・・・・・と思いながらも秋のジシギの渡りはたんぼ通いが続いているのです。そろそろ秋の鳥見旅のシーズンになります。2017.09.17
2022.05.27 renewal

  Golden SnipeGallinago Aurumキンジシギ 黄金地鴫
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