2019年冬から2020年春版タシギの越冬調査

2019.10.05(土) Birdopia by HappyChappy

2022.06.10renewal

地元のフイールドでの越冬タシギの観察はここ数年続けている。長年続けていた南西諸島でのジシギの秋と春の渡りも一区切りついたので時間のある限りフイールドに出かけている。しかし、タシギの好きな年中湿田は宅地化されてほぼ無くなってしまった。春先の湿田は越冬タシギだけでは無く渡り途中の個体も立ち寄ってくれる観察場所としては最高の場所でした。現在は新しくフイールドを開拓して用水路を主な観察場所にして冬から春までの期間を楽しんでいる。昨季は春先のタシギたちの移動開始を中心に観察を続けていた。今季は何時頃から越冬が定着するのかを観察を通じて明らかになればと思っている。郊外の狭い場所だけの地域限定でもいろいろな不思議、新しい発見があるかもしれない。毎日毎日只々観察しているだけでも楽しいが何かの目的を持つことで長く続くような気がする。

  Golden SnipeGallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫
 年 月 日  観   察   記   録
   
昨季2019.03越冬タシギこの時季には既に繁殖羽に換羽していた。そしていつの間にか・・・・・・
 2020.05.01
(金)
 今季はシーズン前に準備を整えたが人生最大の試練を迎えてしまいました。元気よく遊んでいたのですが突然の体調不良で12-2月は自宅療養、なんの役にも立たなかった。無駄な時間の浪費でした。この間に体調が最悪。3-4月上旬、入退院を繰り返した。こんな経験は最初で最後でありたいと願う。今は退院後のリハビリ・体力回復で日常生活を過ごしている。まだまだ回復には遠いが一歩一歩前進あるのみ。2020秋の渡りから復活したいと思うこの頃です。
 2020.04.15(水)  二週間ぶりにフイールドを一時間ほど歩いてみた。前々日の台風並みの暴風雨で水田には水が溜まり何処でも湿地の状態だ。水路は水深が深くてタシギにはちょっと水が多すぎた。工事現場の砂利の駐車場にはコチドリのペアが元気にディスプレイをしていた。ハクセキレイもすっかり夏羽・繁殖羽になり小群で行動している。ソメイヨシノは既に葉桜
 2020.0328(土)  今季初でもあり最終のフイールド調査です。昨日の散歩でいつもの水路にタシギが居た。しかし、双眼鏡も無く断定はできないが、それらしく見えたので今朝は双眼鏡とコンデジP1000を背負って桜並木を歩きながらうるさいほどのヒヨドリの声には眼もくれず一路水路を目指した。歩いて25分程度、ママチャリなら5-6分程度だが医師から止められていてママチャリには乗れない。水路は適度に水が残り泥地がでている。カルガモのペアとクサシギ一羽・越冬個体と思う。タシギは3-4羽見え隠れしている。何枚か撮りその周辺も歩いてみたが、タシギは一か所だけに集中していた。下列肩羽がはっきりと双眼鏡でも確認できる距離だ。この時季繁殖羽・夏羽か冬羽の後期なのか判断しにくい。夏羽ならもっと明るく赤味が強くなるのが多いが、しかし全ての個体がそうなるとは限らないし所謂バフ色の個体も相当数いるのも事実だから。周辺を周り元へ戻るとタシギ4個体は観察する方向に近づいていた。幸いにも4個体が接近して仲良く採餌していた。


タガラシの咲く水路にタシギが採餌をしていた。



この個体たちも雨が多くなると水田に戻り水路は深くなりタシギたちには利用しにくくなる。次回の4月にはもう一度来れるかは分からない。今季はタシギに会えないかと思って諦めていたが昨日、今日会えてうれしかった。
 2019.11.02(土)  2019年越冬タシギの調査を始めた。10月の台風で水田は何処も水溜まり状態で何処も湿原・湿地になっている。水路は水が流れているがやっと泥地が出始めている。早朝からマイフィールドをMTBで周って来た。水路にクサシギ、休耕田にホオアカを見つけた。水田が西風でカラカラに乾燥して二番穂が緑から藁色に変わる初冬の頃には水路に越冬タシギが定着すると思っている。



水田はこの時季としては異常なほどの雨で水が溜まり流された藁が一か所に溜まっている。



フイールドの水路の流れが止まる頃にタシギたちが餌場にする。
   


ここ埼玉県東南部江戸川のほとりの水田地帯です。秋の渡りの頃の風景です。10月に入ると乾田化が進みタシギたちは近くの用水路で越冬します。二番穂が枯れる頃に越冬タシギの調査を始める。
inserted by FC2 system