ジシギを始める

Birdopia Gallinavi

by Happy Chappy
2021.09.22-29


 

ジシギ始めるにはこれからの季節が最適です。7月からオオジシギが南下を始めて9月にはチュウジシギが来た。そして今はタシギが群れでどんと入ってくる季節です。この時季未だ少数のジシギとの出会いは可能ですがどんどん増えるタシギを観察する最適な季節です。タシギは北国では旅鳥で春秋に通過する、本州では越冬や通過する個体が沢山観察されます。越冬が始まるのは当地、埼玉県東南部、江戸川流域水田地帯では10月に入ってからになります。渡りの時季は水田地帯は刈田と稲が未だ少しは残っている。タシギは乾燥した刈田よりも少し水が残る湿っている場所がお気に入りです。そんな場所を探してみましょう。渡りの時季は意外と短くて一か月程度でその数が激減していきます。いろいろな個体を観察する最大のチャンスです。ジシギを始めるには先ずタシギから始めましょう。タシギなら観たことがある、知っている、居るところも分かるなどいろいろな情報があります。しかし、タシギについてどの程度の野外経験があるでしょうか、図鑑に載っているような情報だけでは楽しくは無いです。図鑑に載ってない様な事をいろいろな疑問を持ち野外で観察からその疑問を解いていく、考え方が変われば答えも変わる。経過時間と共に新たな疑問が出る、そしてそれを解いていく。長い時間をかけて解くのも良し、書物やSNSを知らべるのも良し、いろいろなツールを使用して更に野外の経験を増やすのがベストだと思う。些細なことに疑問を持って観察する、それをメモに記録する、画像があれば尚良い。これが一年、二年と続く、季節ごとに変わる鳥の変化、換羽の変化、渡りの変化、個体数の変化、それを取り巻く周囲はそれ以上に変化する。図鑑は複数持っていると思います。写真図鑑やイラスト図鑑などそれぞれの特徴があります。タシギの項は100回以上、丸暗記するほど読みこなしてみましょう。先ずそこが出発点です。図鑑にはそう書かれているが実際にはどうなのか、確かめてみたくなる、或いはいろいろな個体をチェックしてみたくなる、やはりフイールドでその個体数を観るのが一番です。姿形だけにとらわれることなくその行動をも比較してみることでそれらの種の傾向が掴めてくる。大凡はこんなことですが、中には外れていることもある、と分かればそれで良いのです。どんどん情報を自分自身でそのポイントを書き出してチェックしてみると分かり易いです。ここでは識別点などについては言及しません。自分自身で新しいタシギ識別図鑑を完成させてみましょう。研究を始めたら終わることは無いです。縦横の繋がり、他のジシギとの繋がり、世界のジシギとの繋がりなど時間の許す限りのめり込んでみましょう、焦らず、一歩一歩あるのみ。誰もが初めは初心者です。知らないのは当たり前です、一年後に他人に話せるような情報が沢山あると思います。この記事が一人でもシシギを始めようかと思えばそれで良いと思います。肩の力を抜いてジシギを好きになりましょう。応援してます。‼‼ジシギ歴約15年ですが、未だ初心者。のつもりで季節のジシギを追うこの頃です。今季はジシギ大当たりです。さあ、フイールドでタシギ探しから始めましょう。先ず、何処に居るかを探して観ましょう。




2021.02厳寒の頃のタシギです。この時季は凍結との戦いです。水路は凍てつき餌が捕れない日々が続きます。日が射して氷が融け始めるまで彼らは日差しを浴びて休んでいる。融け始めた水路では採食に忙しい、ほぼ一日中採食に時間を費やす。厳冬期を過ぎるとどんどん日が長くなり夜明けは早くなるからタシギに負けずに早起きしなければ採食に間に合わない。



by Happy Chappy2021.09.29

 
 
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