2022年秋からのジシギ観察そのⅡ
   9月下旬頃にはタシギの群れは少なくなる。チュウジシギも出会う機会は極めて少なくなる。タシギは群れ飛ぶ光景は少なくなり、近距離飛翔でフイールド内に着地することが多くなる。渡りの最盛期は群れが幾つもあり、離合集散を繰り返しながら渡りが続いていた。変曲点は飛翔する個体から地上に居るタシギを観察する機会が多くなる。7月から始まったオオジシギの渡り、9月上旬のチュウジシギの渡りは当初はオオジシギの地鳴きとオーバーラップしていたが聴きなれてくるとはっきりとジィッとかギィッと聴こえて、今では明確にギィッと聴こえる。オオジシギの幼鳥ではガッという地鳴きは至近距離ではガッが小さく、ジィッと続いている。至近距離で無いと分からないほど。一般的にはオオジシギはガッと大きく一声だが、幼鳥では異なるのだろうと感じる。新しい発見でした。2022.10.01記録、黄金地鴫Golden Snipe Gallinago Aurum
今季はタシギのフライトチャレンジでした。どうして難しいのか解説してみたい。2022.10.05追記
   
フィールドでジシギを探す筆者、ワークマンのステルスジャケット・メッシュ防虫加工で格安です。
   
 2022.11.27日曜日小春日和16日目
 雨が続いたので田んぼにタシギが居ついてる。やはり安心安全なのは苅田の二番穂の中です。南東田んぼにて、二羽飛翔。一羽地上で、初めはこちらを観ていたがカメラを構えたら警戒もせず嘴を背中に入れて休んでしまった。なんだ、いつものお前かという感じでした。

 2022.11.19
快晴小春日和
13日目


本格的な越冬の始まりになります。
 水路にタシギが入りました。定着するのは12月頃と思います。


100%見えてるわけでは無いが成鳥冬羽の感じです。


若干幼羽風が見えている感じです、第一回目冬羽。
これから水路巡りが始まりそうです。
 2022.11.14
陽射しがあると暖かい
 北の田圃を歩いた。水路の泥地にはタシギの食痕が多数残っている。




水が残りメダカなど生息している。土管なのでサギたちからの捕食は免れている。
 2022.11.12-13
小春日和10日目から南風で季節は進む
 苅田は一部トラクターで耕作を始めた、そんなところはタゲリがお気に入りです。間もなくタゲリが集団渡来の季節です。当地には少し遅れて適度な群れ、30-50羽くらいで来るのが例年です。田圃は乾いているから採食はできない。深夜から早朝にかけて水路の干潟で採食していると思われる。泥地は柔らかすぎて痕跡、足跡や穴は残らない。厳冬期になると日中でも水路の干潟、上空から丸見えなので嫌がる、で採食は観られるようになる。厳冬期は餌は少なくなるから日中でも採食時間は必然的に長くなる。昨日と今日は30センチ幅の小さな水路の泥地で採食するタシギを見つけた、今日は苅田まで暫く南風に逆らいながら飛んで行く。
 2022.11.09
小春日和7日目
 当地は未だ稲田が残っている。コンバインが動いていた、側を通とタシギが飛んだ、その降りた場所を覗いたら擬態していた。



降りた場所近くに居るのは珍しい。
 2022.11.05
小春日和4日目
 北タシギ1羽、南東は乾燥化でゼロ、北東は湿地あり、タシギ10±飛翔、農道はセンダングサで覆われている。田圃は二番穂が伸びて全く見通せない、湿地は丸見えで条件は最悪
です。



北の田んぼに一羽見つけた。初めは立っていたが直ぐに伏せた。
下列肩羽は未だ換羽未完了で年齢不詳、一部幼羽風が見える。
 2022.11.02
小春日和
 東南の田圃だけ覗いて観た。コンバインが稼動していた。未だ10-15枚ほど残っている。


擬態するでもなくのんびりと休むタシギ。


こちらも遠くに休んでいた。
 2022.11.01
曇り空
 田圃は乾きつつある、湿地が限られている。そんなところにタシギは集まる。

水路の泥地の食痕、穴が残る。タシギと思われる。当地は田圃が乾き始めた、
田圃の水溜まり、水路の湿地など食痕を観るには今が最適です。



成鳥の羽縁のようです。








時々観察していると落ち着いている。今日は一羽も飛ばない。
 2022.10.30
快晴
 






全て南東の田圃、今日は南から覗いたら5羽飛翔。北は5羽飛翔。例年並み10-15羽定着した。
 2022.10.29
快晴暖かい
 ロングウォーキングで調整池調査、金属の塀で囲われて中は見えない。でした。帰路は南東立ち寄る。タシギ7羽。近い個体は三羽飛翔した。




いつもこんな感じです。タシギ。マニュアルフォカスを練習します。
 2022.10.28
曇り
 南東田んぼにて。


擬態+警戒

この感じは成鳥冬羽でしょうか。羽縁が太く見える。


この個体は擬態することは無い。いつもこの姿勢です。鈍感なのか
安全性を確認しているのか、分からない。距離があれば安心なのかも。





警戒してない。

通常は二番穂の葉陰に擬態するのが多いです。
 2022.10.26
快晴北風
 風が強くて鳥探しは不適





南東の田圃にて。タシギ4羽確認。
 2022.10.25
曇り寒い
東南の田圃に9羽確認した。ここに全員(羽)集合。

 








なかなか全身、横向きの画像が撮れませんね。時季が来ないと叶わないです。
 2022.10.20
快晴
 タシギ5羽飛翔、北ゼロ、東南ゼロ。




タシギが着地する。次列後縁の白帯。


二番穂間から様子を伺うタシギ。
 2022.10.19
曇りから晴れ
 南田圃でタシギ7羽飛翔、4羽地上、北田んぼでタシギ3羽飛翔、東南で2羽地上でした。今季は個体数が多め。







水路を覗いたらあれ…‥居る。ひょっとしたらと思いチェックしてもタシギですね。


東南田圃、羽縁が太いので成鳥冬羽と思う。

この個体は羽縁は太くないから、第一回目冬羽と思う。
 2022.10.18
曇り午後は陽射し
 
東南田圃は満水で不在、隣の苅田に居た。
 2022.10.17
小雨
 お天気が悪いのでちょっとだけ農道を歩いた。南田圃タシギ2羽飛翔、東南2羽地上でした。


堂々と真ん中に出ている。自信あり。遠いから。


東南田圃の常連さん。二番穂の葉陰に擬態する。
 2022.10.16
曇り
 南田圃、タシギ8羽飛翔、北田圃7羽飛翔、東南1羽だけ。南刈田からチュウジシギ2羽飛翔、北で1羽飛翔、タシギ地上4羽でした。この時季にチユウジシギ三羽は珍しいです。無音も共通。










東南の田圃は一番近い個体だけ居た。
 2022.10.15
小雨後晴れ
 フルコース歩いた。1メートルからウズラが飛んだ。南8羽飛翔、北8羽飛翔、各一羽地上。東南では3羽、一羽が走って遠ざかる。それでもいつもの三羽と思えた。ノビタキ三羽。


南田圃にて。

北田んぼにて。

東南田圃の常連。


東南田圃の常連。


走って遠ざかり最奥で擬態、東南の常連か。長雨で田圃は湿地、タシギは餌場に困る事ない。
暫くはタシギ天国。
 2022.10.14
小雨から曇り苅田は満水
 タシギ5羽飛翔、東南田んぼに常連3羽、それぞれの距離間で擬態する。
いつも同じ姿勢のタシギ画像です。なんとなく使いまわしているように見えるが、何度も説明しているようにこの田圃には三羽が定着している。それぞれの距離間で得意の擬態のポーズです。

後ろ向きポーズは5メートル程です。見ている時間は10秒内です。驚かさないように、毎日見られるように学習して貰う。


いつも、おっとりしている、動ずることない。堂々としている。10メートルほど。



最も遠いにも関わらず二番穂の葉の裏に隠れている、20メートル以上。
この現場では二番穂の株間毎に一歩ずつ足を運ぶ、カメラは準備している。目視、双眼鏡確認、カメラ一押しだけ撮る。見ている時間は10秒程度、驚かさないようにゆっくりと動く。毎日観られるように。タシギは学習して覚える。危険ではないと・・・・。
 2022.10.12
曇り空
 南東の田圃だけ覘いて観たらタシギ三羽。いつもの三羽が居た。


後ろ向きで擬態する。

いつも同じ姿勢で出会うから、個体差が解ります二番穂の影に擬態する。
もう一羽は伏せて地面と一体化する。などそれぞれの個性がある。
同じ場所で同じ姿勢ですから、同じ個体です。。
 2022.10.11
夏日
 フイールドを歩いた、未だ苅田は満水状態ですがタシギはほぼ二か所にかたまっている。二度目のピークかもしれない。タシギ30羽ほど飛び立つ。

チュウジシギが飛んだ。二番穂が伸びて再発見は困難です。


タシギフライト。

タシギの小さな群れ。
 2022.10.10体育の日  曇りから午後遅く晴れる。東南の田圃だけ覗いた。




2羽飛翔、2羽地上に。
 2022.10.07
一日中あめが降り続く
 
フイールド内にタシギが10羽前後が飛んだ。一か所に集まっていた。越冬スタート。
 2022.10.06
 
水路に入ったタシギ。第一回目冬羽。雨覆いが未だ未換羽。



成鳥冬羽。雨覆い羽縁がやや太め。
 2022.10.04
快晴南強風真夏日
 南東の田んぼをスタートにすると採食直後なので湿地が近いので飛ばれてしまう。そこで゛今日は最後にチェックする。南は乾燥化してタシギはゼロでした。北は程よい湿地がある。タシギは3羽飛翔した。フイールド外に飛び去る。帰路南東に7羽居た。つまりここが集合点になる。
いつもの3-4羽と他の合流が2-3羽増えた。飛ばない個体は3羽で他は飛び立つ。
以下3枚ともタシギです。今季はタシギのフライトを青空で十分に楽しみました。そろそろ飛翔チャンスも少なくなる季節に突入します。早く水路に入ってくれると良いのですが、雨の量次第です。

飛翔のシルエットも参考にすると識別の基本になります。


 2022.10.03
晴れ時々強い陽射し
 南東田んぼから始める。昨日と同じ姿勢で居るのは同一個体と思う。9時過ぎには採食する個体は見当たらない。採食完了して休憩時間です。


下の画像、翼下面の淡色、次列後縁白帯。嘴のバランス。

600ミリ相当です。テレコンTC14E、正しく使用すれば問題無いようです。




下の個体と同じと思える。覗いたら一本足で嘴を背中に入れていた。
次の瞬間にはこのような姿勢、擬態、警戒している。
 2022.10.02
快晴真夏日
 南田んぼたしぎ2羽飛翔、北田んぼたしぎ3羽飛翔。南東タシギ地上3羽、1羽飛翔する。ここは越冬組だと思えるが刈田の湿地が乾燥化すれば移動してしまう。



南東の苅田にタシギは3-4羽定着している。休憩場所は日々変わるが同じ田んぼ内。


群れは小さくなりました。タシギのフライト。
 2022.10.01
快晴暖かい
 南東、地上にタシギ3羽、3羽飛翔、北タシギ7羽飛翔。近距離飛翔が多くなる、一部はフイールド外に飛び去る。近距離では撮影チャンスは極めて少ない。珍しく旋回してこちらに突っ込んできた。大チャンス到来でした。こんなこともあります。

近距離でチャンス、タシギのフライト、翼下面の淡色、次列後縁の白帯。


フアインダーで次列後縁の白帯が見えたので撮れていた。タシギ。
二番穂の刈田に着地する。


こんな感じて飛翔している。タシギ。カメラが曲がっている訳ではない。
タシギがこんなにも傾けて飛翔している。方向転換。


飛びながら頭を傾けて片方の目で地上を見ている。タシギ。


翼上面です、次列後縁白帯は明瞭、タシギ。



こちらに飛んでくるタシギは本当に珍しいです。飛び出したタシギは兎に角観察者から
遠ざかる方向に真っすぐに飛び立つ、適度に離れてから旋回をする。観察者の居る
側に向かってくることは相当な高度を維持しているど特別な場合に限られる。
今日は珍しく低空で旋回しながら突っ込んできた。超ラッキーです。
 2022.09.28
快晴北東の風
 南田んぼタシギ12羽飛翔、1羽地上、北田んぼ2羽飛翔、帰路南東4-6羽飛翔、3羽地上。


タシギ飛翔次列後縁の白帯明瞭。翼下面淡色。


タシギ冬羽、幼羽は見つからない。


タシギ飛翔、次列後縁の白帯。翼下面淡色。
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