ジ シ ギ 飛 翔 写 真 集
鳥は翼があるから飛翔写真が素晴らしいです。車で観察撮影していると飛翔写真はゼロです。最近は地元で徒歩観察が主体になりました。フイールドを歩いているとジシギの発見は飛び立って初めて気が付くのです。コンデジではあの飛翔速度の速いタシギを追うのはほぼ無理です。そこでデジイチ、D500&300AFSに持ち替えて歩くことにした。その日の天気、曇りでも明るい曇天が最高、しかし青空なら文句ない。晴れていても適度な雲があると良い雰囲気になる。やってみると意外と難易度は高いのです。オオジシギの渡来する時季から始めたが出会うことは少ないのでコンデジ中心になってしまう。オオジシギは一度飛び立っても、着地点での再発見は確率は高いです。何故ならこの時季、当地では未だ稲刈り、コンバインは始まってない。つまり着地は農道か或いは適度な草地の畔だから再発見は確率高いのです。二度、三度と同じ個体を観察している。チュウジシギの渡来は8月下旬からですが最盛期は9月初旬です。この時季は意外と個体数は多いですが、苅田は二番穂が伸びてその中に降りてしまうと再発見は難しい。時には草の少ない畔や、苅田の中に見つかることもある。個体数が多い時は飛翔にも挑戦する、今季は何度かチャンスが有った。フイールドに一歩入ると同時にカメラ、レンズセットして持ち歩くと良い。空に向けてオーバーにならない様な絞りまでにセットする。水平飛行もあるからこの場合でも1/1000以上のSSにしておくこと。ジシギの声がする方向を観る、確認したら即カメラで追従する。チュウジシギはあまり遠距離飛翔しないからシャッターチャンスは短い、兎に角押すことが先決。特に着地ではスピードが遅くなるからチャンスだが比較的距離は遠くなる。いかに早く視認して構えられるかがポイント。タシギでは9月上旬を過ぎると小さな群れが幾つも観られる、フイールドを端から端まで歩いて飛び立つタシギを狙う。天気が良いことが条件です。ポイントに近付いたら順光になるようにフイールドを歩きます。つまり田圃の南側を歩くのが良いのです。逆光では近くても色は出にくい。順光になる飛翔を待つ、余裕があれば、そして飛び去る姿よりも近付く上空に被るような状態が最高です。フアインダーでキャッツアイが観られたら最高です。飛んでくる、順光、近いなどいろいろな条件を作り出し撮れれば最高の画像の筈です。渡りの時季には小さな群れは飛び去るのが多いです今頃は渡りのピークは過ぎて個体数はあまり期待できないが、飛び立った場所に戻る個体がいるのでそんな条件でチャレンジすると面白いです。兎に角、、天気が良い事が第一です。今季の画像を纏めてみました。2022.10.15小雨から晴れ間。Golden Snipe Gallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫
タシギの識別ポイントは翼下面淡色、次列後縁の白帯、など。チュウジシギは次列後縁は目立たない。飛び立ちの地鳴きは参考になる。タシギはしゃがれ声、ハスキー、ジェッツと比較的長く伸ばす。チュウジシギではギィッと聴こえる。羽ばたきの速度、飛行形態など様々な違いがあります。いろいろな点を総合して判断するとミスは少ない。タシギの次列後縁も写す角度で不明確になることもある。画像とフイールド両方を参考にしましょう。 
 
飛び立つタシギは群れになり飛び去る。
 
 
今季は最大10羽以上の群れでした。
 
急旋回が得意なタシギです。
 
 
 
チュウジシギ
 
 
チュウジシギ
 
チュウジシギ
 
 
 
チュウジシギ
 
チュウジシギ、上と連続。
 
曇天ではタシギは保護色的になり見失う事が多いです。
 
チュウジシギ
 
急降下するタシギ。
 
こんな感じに広がるとピントは楽です。
 
 
キャッチアイ。こんなチャンスは少ないです。
 
片目で地上を見ている。
 
 
こんな日が最高の条件です。
タシギの飛翔を撮るなら秋が一番です。それは9月に入るとタシギの群れが最も多くなる。個体数も群れの数も最大になる。春の渡りでも群れは観られるが秋程は多くない。秋は長雨が続くから、なかなか青空には恵まれない。曇天でも渡りは続くから毎日フイールドに通い続けて、タシギやチユウジシギが何処で観られるかチェックしておく必要がある。秋は渡りが主だから飛び立つ群れはフイールド外に飛び去る事が多いです。運よくフイールド内を旋回して飛び立った地点に戻るようなことが稀に起こる。これが最大のチャンスです。飛び去る後ろ姿では良いものは少ない。真横か向かってくるような情況が絶好のチャンスです。キャッツアイがフアインダーで観られたらベストです。晴天、青空、タシギが至近距離で飛ぶ、被るなど幾つも条件が重なると良いものが撮れる。 
 
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