Teabreak
(C)COPYRIGHT BIRDOPIA SP 2004-2011 by HappyChappy 丁度一年ほど前からジシギの肩羽のイラストを鉛筆と赤色鉛筆で描き始めました。そして顔と尾羽をいろいろな図鑑を見ながら模写を繰り返し練習を続けています。よく似たもの同志のジシギをそれと分かるように描くのは素人には簡単なようで簡単なことでは有りません。旅先で肩羽、顔、尾羽・中央・中間・外側だけを何度も何度も繰り返しただただ描き続けてきました。素人には本物そっくりという模写は不可能ですし画像を模写してもそれはただのコピーに過ぎないのです。初めは100円ショップの無地ノートで鉛筆書きでした。そして色鉛筆から水彩絵の具を使用するようになりました。そのレベルではジシギの実物大の寸法を調べてライブサイズで描くようにしました。するとジシギの大小・色合いなど少しずつその種の固有のプロポーションと色彩が浮かんでくるようになりました。少しずつ、いっぽ一歩前進しながらいつかはイラスト図鑑が描けることを夢見ながらトレーニングを続けます。ここにアップするのは終点ではなく出発点でより良いイラストが描ければ逐次チェンジしていきます。 |
タシギ・色鉛筆 管理者がそう感じる色彩とプロポーションで描いてます。クルーズフエリー飛龍21船内にて
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タシギ・水彩、細く長い嘴と、眉線より太い目先線。
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ハリオシギ・水彩、
丸い顔と基部が太く短い嘴、頭側線内の斑点
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チュウジシギ・水彩、角ばった台形の顔で真黒いという感じ
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オオジシギ・水彩、太く長い嘴、細長い顔が淡色である。
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アオシギ・水彩 、他のジシギとは色彩が全く異なる。 |
特別掲載・コシギ・水彩 、いつか会いたい憧れの鳥になりました。
その後念願のコシギに出会いました。当ホームページに記載してあります。 |
外側 左上タシギ、左下チュウジシギ、右上ハリオシギ、右下オオジシギ。 タシギの最外側尾羽は淡色で中央尾羽と同等幅である。 ハリオシギの外側尾羽は6-8対・通常は7対が針のように細く1-2ミリ幅。 チュウジシギの外側尾羽5-6対は段階的に細く2-4ミリ程度で暗色である。 オオジシギの外側尾羽は段階的に細く5-8ミリ・チュウジシギより、かなり太くて淡色である。
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尾羽・タシギ |
外側尾羽・最外側尾羽・タシギ 、タシギの最外側尾羽は淡色で中央尾羽と同等幅である。 |
尾羽・ハリオシギ
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外側尾羽・針尾・ハリオシギ 、ハリオシギの外側尾羽は6-8対・通常は7対が針のように細く1-2ミリ幅。
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尾羽・チュウジシギ |
外側尾羽・チュウジシギ 、チュウジシギの外側尾羽5-6対は段階的に細く2-4ミリ程度で暗色である。 |
尾羽・オオジシギ |
外側尾羽・オオジシギ
オオジシギの外側尾羽は段階的に細く5-8ミリ・チュウジシギより、 |
フイールドで外側尾羽が全て見えるということは相当な幸運で無ければ簡単には見ることは出来ないのです。しかし、100%不可能では無く、観察機材が優れた現在ではかなりの確率でその証拠をデジタル画像で残すことが可能になっています。特に外側尾羽を広げる時間はほんの一瞬であるからフイールドスコープを覘きその瞬間を静止画・動画を記録することで、後からその尾羽を確認できることは多いのです。しかし、イラストで描いたように尾羽・外側尾羽を平面的に観察しなければ時として誤った結果を下すことが多々あります。チュウジシギの外側尾羽を平面的に見れば明らかに羽は2-4ミリの決してハリオシギの針尾状には見えないのです。それが水平に見える角度ではかなり細い針状に見誤ることがあります。僅か一本の外側尾羽からでもハリオシギの針尾と分かる画像もありますし、数本の尾羽が重なり合っているピンボケ画像では?ということも多々あります。ジシギ識別の最終的拠り所は尾羽だけです。しかし、それは手に取って形状・枚数・色彩などが明らかになった場合です。フイールドではその一部から種を特定するという高度なテクニックを駆使するには他の識別ポイントを幾つも積み上げて結論を出すのがベストなのです。ジシギには標準から外れた例外的個体が多々居るということを認識すれば謙虚にならざるを得ないのです。特に南西諸島のジシギには本土・本州を通過する種とは明らかな相違点があるのです。それらは写真図鑑から既にお分かりのことと思います。難しい・分からないでは何も始まりません、確実な識別点を基本的に確認することから始めてみましょう。尾羽だけに拘り過ぎてもいけない、されど尾羽に拘らないJIZZを頼りにするにはかなりの観察経験と実績が必要になります。初めは拘って、分かってくれば拘り過ぎないことがベストかも知れません。2022.06.06追記。 |
ジシギの尾羽の観察方法について |
ハリオ・チュウジ・オオジ・ジシギ成鳥は左上。タシギ成鳥は中段。ジシギ共通幼羽は下段。 |
ジシギの幼鳥・幼羽は内弁・外弁が共に細く白いのが共通。
タシギの成鳥は内弁が細く濃いバフ色で外弁は淡いバフ色で太い。 タシギ以外の成鳥では内弁・外弁共に等幅で濃いバフ色。 バフ色は普通汚れた白・ベージュ系を言うがジシギの場合のバフ色はかなりの色彩変化があるということを念頭におくこと。そしてここでは標準的な個体のことであり、例外的に内弁・外弁が等幅で同一色彩のタシギがいることなど注意してください。あくまでも識別ポイントのひとつです。赤味のある個体はバフ色がゴールドメタリックを呈するものがいる。ゴールデンバフと勝手に命名しています。ゴールデンバフはタシギだけではなく他の個体でも観察されます。
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幼鳥・幼羽ジシギ共通 20101123 ジシギの幼羽は共通で内弁・外弁が細く白い。 真ん中と左上のイラスト例はタシギ以外のジシギに共通の成鳥 下段と中段右のイラスト例はタシギ成鳥、いろいろなバフ色の例 肩羽の内弁・外弁のバフ色・色彩と太さの変化はいろいろあるので内弁外弁 |
ヤマシギ、20101126 |
イラストを描くことで部位を詳細に知ることになる。上手・下手は素人には別物である。そして素人ならではの識別ポイントのひとつになれば幸いと思う。なんでもチャレンジしてみましょう。 (C)BIRDOPIAUα2004-2010 COPYRIGHT |
Golden Snipe Gallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫 |