中地鴫 Gallinago megala Swinhoe's Snipe (C)Copyright Birdopia Gallinavi 2004-2012 All Rights Reserved.2022.05.19renewal Golden Snipe Gallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫 取材地沖縄県2007,09-102008,09-10200920102011 |
識別ポイント 1、翼下面は暗い・黒っぽく見える。 |
1、翼下面は暗い・黒っぽく見える。タシギ以外のジシギに共通する。翼の先端部はハリオシギより尖っている。
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2、腋羽(わきばね)は黒帯と白帯の幅は1対1またはそれ以下で黒の幅が広く暗く・黒っぽく見える。暗さ・黒さには個体差があります。 |
3、次列風切後縁の白帯は極めて細く目立たない。タシギ以外のジシギに共通する。 |
4、嘴は基部が太めで先端ほど細くアイスピック状で頭部の約2倍以下で短く見える。観察する角度・真横至近距離に注意すること。 |
5,近いので少し緊張しています。人も鳥も平常心であるのが正しい表情になります。
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6,上の画像を拡大・トリミング |
7、目先線・過眼線は細い。個体差が多い、この個体は太め。 目先線が連続してつながっている個体、幼鳥・幼羽から第一回目冬羽に換羽中
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7,南西諸島では普通に観察される赤褐色系個体・淡色系で眼先は極めて細く不連続な個体 |
8,図鑑的な黒褐色の標準的な個体眼先線は極めて細く不連続な個体 幼鳥・幼羽 外側尾羽は初列風切りの下に隠れている 、不運ですね。
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9、眉班は目先で極めて広い、頭側線は褐色でバフ色の班が入るが個体差がある。
幼鳥・幼羽がほぼ冬羽に換羽
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10,上と同一個体、頭側線は黒褐色でバフ色の斑点は殆ど見られない秋の標準的な個体。
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11,図鑑的な黒褐色の標準的な個体でバフ色斑は少なく目立たない個体。
幼鳥・幼羽 |
12,南西諸島では普通に観察される赤褐色系個体で頭側線にバフ色の斑が目立つ
淡色の個体では頭側線内のバフ色斑点が目立つのが普通です。 幼鳥・幼羽
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13,、尾羽は通常20-22枚(18-26)で外側尾羽は6対が黒っぽく細い。尾羽を開くと簡単に外側尾羽の一部、全部の先端部の形状と色彩がよく見えます。。
幼鳥・幼羽
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15,チュウジシギの尾羽は外側も割と長めで伸びで簡単に見ることができるのが特徴。
幼鳥・幼羽 |
16,上の画像を拡大トリミング
外側尾羽 6枚が細く黒っぽい、1枚は重なり隠れている⁇。 中間尾羽9は換羽中全数20枚、中央尾羽の黒帯は一番突出する。一枚換羽中。 |
17,外側尾羽、1-2-3-4-5-6がほぼ見えています。全数20枚。
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18,上の画像を拡大・トリミング、暗色的印象。
外側6枚が順次細くなっている、 中央尾羽T10,の黒帯は一番突出する。 T1からT10まで確認できます。画像は拡大して見ると分かり易いです。尾羽が見えるのは伸び・羽繕い・尾羽の手入れ・驚いた時の尾羽広げなど様々な場面で観察することができます。先ずは餌を捕っていれば一休みの瞬間、水浴後の羽繕いなどに注意して観察してみましょう。ピントが少し甘くても拡大画像で形状・色彩・枚数が分かる事があります。 |
19、尾羽の突出はハリオシギよりは大きい。 幼鳥・幼羽から冬羽に換羽中
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20,近くても寄って来るのはチュウジシギのことが多いのです。好奇心から?
幼鳥・幼羽 |
21,尾羽を側面的に見るとこのように一見細く見えます。ハリオシギと誤認する瞬間です。幼鳥・幼羽 |
22,棲息環境、餌場は畦の上や側面で嘴を土中に差し込み太いミミズを捕ることが多い。水田など湿った所などでもタシギのような餌捕り行動が見られ水浴の前後は水中で休息することがある。
一見して乾いた所・地面の中は湿っている。にも居ることが多くハリオシギと同様な生息環境である。
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23,水のある用水路にも入ることがある。餌場は斜面が多い。
幼鳥・幼羽 水の溜まった場所には太いミミズは棲息しない。 |
畔や土手の斜面は太いミミズが多いです。 |
25,地鳴き・鳴き声は飛び立ちに際しジッとタシギのようなしゃがれ声に似るがタシギよりは短く軽い音。ジッと短音に聴こえ2011,11,追加 ジシギは夜明け前、日没後などによく声を出しながら飛び交っているところを観察することがあります。 |
26,下列肩羽の内弁・外弁はバフ色でほぼ等幅である。個体差が大きいので要注意です。幼鳥は内外共に細く白い。ジシギの幼鳥に共通。 |
27,上の個体の拡大・トリミング
内弁・外弁は等幅ではないが色彩は同一。 外側から、1-2-3-4-5が重なり細いですが重なりの為です。枚数的にはチュウジシギです。段差は少ない。 |
28,同じ所で何日間も居るということがあります。余程ミミズ餌が多いのでしょう。
幼鳥・幼羽 |
29幼鳥・幼羽, |
30,幼鳥・幼羽 |
31,上の個体の拡大トリミング、肩羽をチェックです。 |
32,別個体の拡大トリミング、肩羽の羽縁をご注目です。
幼鳥・完全な幼羽に近い個体 上の二個体の画像をみても明らかですがジシギは色彩の変化が極めて大きいのです黒味の少ない淡色な赤から茶褐色系(上)そして赤味の少ない黒褐色(下)まで様々です。識別ポイントは個体差が大きく全体を観察してその行動・生態に着目して総合的な判断をするのがミスジャッジが少なくなります。そしてできれば観察と記録を撮るのが最善の方法ではないでしょうか。チユウジシギは根気よく観察すれば尾羽を簡単に見せてくれます。その瞬間をゲットすれば識別の迷いは無くなると信じています。ジシギの中では一番ポイントを見せてくれる種類です。2008,11,27,2011,12,09、2012,01,01一部画像更新・加筆訂正。 |
淡色型のチュウジシギの尾羽 |
淡色のチュウジシギでも尾羽の暗色パターンは明瞭である。2011,12,23追加
チュウジシギでは普通は尾羽は20枚です。外側尾羽は6対でその先端の幅は2-4mmである。特に外側尾羽は黒っぽく見えるのが普通です。外側尾羽の幅は変化が多く極めて細く見えるものから上の個体のような比較的幅が広いものまでいろいろです。細い、特に最外側が細く見えると、ハリオシギと誤認されます。下に例があります。針尾の針は先端が針状であることが多いのです。つまり、どんなに細くても羽軸だけのように見えるのもハリオシギ的なのです。リオシギでは先端部が1-2mmです。そしてチュウジシギは2-4mmですから2mmでは重なり合う的に判断されますが、外側尾羽の先端部は形状が異なるのです。ただ細ければハリオシギということにはならないのが俺の識別ポイントです。34,尾羽の拡大、暗色のパターンに注目です。 |
35,これが外側尾羽先端部の針尾の形状です。尾羽は平面的に見ましょう。ハリオシギです。 |
36,外側尾羽が飛び出して見えます。細く見えますが・・・・・・さてさて何でしょう。 |
37,ちょっと角度が変わると、これはチュウジシギでした。細いだけでは危険ですよ。一枚の画像では情報が不足することがある。 |
38,典型的なチュウジシギです。冬羽に換羽が進んでいます。
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2012年正月、五年間の集大成でまとめました。パワーアップのチュウジシギ図鑑です識別の参考になれば幸いです。。 |
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by HappyChappyAll renewal 2012,0102
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Golden Snipe Gallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫 |