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昨年に引き続き春の南西諸島に出かけて行きました。昨年は奄美大島・沖縄本島・宮古島へそして今年は沖縄本島・石垣島・西表島・与那国島へと移動しながらのジシギの渡りの状況を調査とは言っても肌で感じる直感的なものです。何も居ないところに突然ジシギが来てそして次の日は居なくなるそんな感じ方が俺の渡りの調査なんです。そんな旅をしながら撮影したジシギを公開します。さてさてどんなジシギたちに出会えたのでしょうか・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
本島の3月は少数の越冬ジシギがいます。春の草花の咲く畦は明るく華やかになります。地味なジシギも少しは艶やかに見えませんか。タシギでした。 |
何だかタシギでは無いように感じました。秋からのブランクでなかなかジシギセンサーが作動していません。暫くの間はセンサーが空回りしていました。下の画像に続きます。 |
これが眼に入らぬかとばかりに尾羽を見せてくれました。やはりそうだったのか。顔の感じからはチユウジシギそのものですからね。やれやれスツキリしました。
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ハリオシギ・下と同一個体
収穫の終えた田芋畑にミフウズラのペアが歩いていました。それをフアインダーに入れて追っていると突然ジシギが入りました。まるでイリユージョンを見ているような感じでした。この場面はジシギが消える直前に警戒してこちらの様子を伺っているところです。田芋の蔓と葉の下を足を低く姿勢を地面にすりつけるように這いつくばって歩いていました。近距離でも眼を離すと分からなくなるほどカムフラージュしています。本来ジシギはこういう警戒心の固まりなのです。春は特にタシギ以外のジシギは本当に警戒心が強いのです。 |
暫くの間は双方で相手の確認をしているところです。時々頭央線を見せてくれました。頭側線の斑点が明るく明確に認められます。顔の形や淡色なことから昨年観察しているハリオシギだと識別するにはかなりの時間がかかりました。背面などははっきりとは見えませんがその他の画像などからハリオシギと確信していますが確率は80か90%というところですね。 |
タシギの白化個体
10年間の旅で白化個体を観たのは一個体、ニシーズン、春と秋でした。初めは水路に居たのでドバトが水を飲んでいると思った。 すると意外な行動でした。目立つ個体はとても警戒心は強くなかなか開けている場所には出てこないです。2022.05.30追記。 |
昨年秋からの本島での越冬個体です。九月下旬から3月上旬まで居たようです。これで越冬期間の目安になります。今度3月の一月間を本島で観察したいものです。
ハリオシギ 、体形は典型的な寸詰まりです。 |
沖縄本島で越冬個体のハリオシギと思います。 ハリオシギ・下と同一個体 |
100% ハリオシギ・上と同一個体 |
タシギの群れ |
タシギたちは田芋畑で集団で餌を探しては休耕田でこのように群れで休憩しています。こんな中にジシギが居るのです。確認と識別を忘れずに。ジシギ探しのイロハでした。しっかりチェックしましょう。
タシギの群れ |
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ハリオシギ・下の個体と同一
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チュウジシギ
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タシギですが、色彩の違いが分かります。
長いレンズでこのようにツーショットに入るのは珍しいです。タシギの色合いの違いが分かります。 |
嘴に浮き草のピアスをしたようです。可愛いから載せました。 |
田芋の葉の額縁に収まりました。
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これだけでは流石にギフアップなんです。前後の行動・撮影した画像などから推定するのですがこれは本当に分かりません。今回の旅でもジシギをカメラの画像・モニターで見せて頂きましたがタシギ以外は識別できません・しませんでした。画像一枚からの情報で分かることは以外に少ないのです。それでもチュウジかハリオですけれどもね。 今思うにこれだけの情報ではチュウジシギ的な要素が多いです。2022.05.30追記。 |
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このように怪我をしている鳥たちを見かけます。このタシギは足にハンディキャップがありました。無事に繁殖地にたどり着くことをただただ願っています。沖縄本島。
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何かの理由により目を負傷しています。それでも精一杯生きる姿に感動すると共に応援しないといけないなとも思いました。ハンディキャップを負うことで生きることへの野生の力強さを学んだ今回の旅でもありました。与那国島。無事北へと旅立つのを見送りました。ガンバレ・・・・・。
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さてあなたもこんな風景を求めてふらりと鳥見旅に出かけてみませんか。 |
与那国島では畑でチユウジシギを観察していますが画像は小さすぎて参考になりません。オオジシギも飛翔と声だけの観察でした。石垣島・西表島ではジシギ観察はできません。広くてポイントが分かりません。 |
ジシギたちは3月下旬から沖縄県与那国島に渡ってきました。そして四月にはタシギたちの群れが何度も確認できました。牧草地では明らかにオオジシギと思われる固体の飛翔と声を二度三度と観察しましたし多くのバーダーたちからの情報で渡りの時期がほぼ分かりました。タシギ・オオジシギ以外の識別は草地では難しく観察するだけも困難を極めました。それでも多くのバーダーからの情報は大変に貴重なものになりました。これからも年間を通じてジシギたちの生活を追い続けて行きます。そして各ジシギたちの一年間を画像でつなげたらどんなに素晴らしいことでしょうか。と思っているのは俺ぐらいですね。もう既にオオジシギが繁殖期に到着しているのにインドアでこんなことしている場合では無いのですが。データーをほつたらかしては誰も手伝ってはくれませんから一人でせっせと編集しては公開しているのです。これからのジシギ人生行き先が見えてきました。地味に世間から身を隠し一人静かに旅に出てジシギに出会う旅にますます惹かれてしまいます。2009,05,11 |
by HappyChappy
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Golden SnipeGallinago Aurum キンジシギ 黄金地鴫 |
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