T-1,中央尾羽、左右、一対。
T-2,T-3,T-4,中間尾羽、三枚、対。
T-5,T-6,T-7,T-8,T-9,T-10,外側尾羽6対。通常は黒色部が多いので黒く見える。
このような全開図・扇状で全てを野外で観察することは無い。半分から3/4程度の
開き方はある。チュウジシギでは片側全数 = 10枚が見られることは稀にある。それ
は外側尾羽も中央・中間との重なり、段差が少なくちょっとの開きでも外側がちらり
と見えることが多いのです。ハリオシギでも書いたように尾羽は形で判断する時は
特に平面的な見方をする事です。

2013,06,27追記
最近気が付いた事ですが、チュウジシギの最外側尾羽が極めて細く、針状に見える
個体がいます。針一本でも針尾ですが、全体の尾羽のどの部分かなど併せて判断
するのがミスジャッジが少なくなります。

外側尾羽(針・短)-----------→

⇐------この部分

上は頭側線が濃くバフ斑点も目立つ個体、下は頭側線はやや淡いがバフ斑点も目立つ
似たような個体です。同じ姿勢から何か異なるJIZZは見つかりますか?共に広げた尾羽
の外側尾羽の見え方・段差・短さが顕著です。細く・短い・が必要十分条件です。ですから
過去の経験からこの個体はハリオ、チュウジと区別していても時には、双方が混在して
しまいます。もし、悩んだり、迷ったら、最後はしっかりと確証を掴まないといつまでも
もやもやが続いてしまうのです。これは絶対にJIZZとかプロポーションでは解決しないの
です。

T-1,中央尾羽、左右、一対。

T-2,T-3,T-4,T-5,T-6,中間尾羽、5枚、対。

T-7,T-8,T-9,T-10,T-11,T-12,T-13外側尾羽は7対、(6-8対)で細く = 針状、且、短い。

このような全開、扇状に見えるのはディスプレイフライト以外では不可能です。
片側の外側尾羽、針状を一本・1枚でも確認、撮影されれば確実です。

平たい尾羽を水平に見ると細く、薄く見えることもあるので写し方、見方は正しく
見ないと誤認することが多い。

稀に尾羽・中央・中間、換羽中の個体で外側尾羽が飛び出していることがあります。

ハリオシギの外側尾羽 = 針状は尾羽を広げても簡単には見えないことも特徴の
ひとつです。それは重なり、短いという特徴があるから。後述解説します。

ジシギの識別にはいろいろな手法がある。細部にわたり全体をチェックする。
そして最終的にはJIZZによる判断である。しかし、全体を見せてくれることは
少なく肝心の特徴も押えきれないなど完璧な観察は少ないのです。そして観
察はできてもハリオかなチユウジかなと迷いが生じることは良くあることです。
そんな時は迷わず尾羽を観察することが最終手段になる。では、迷ったまま
尾羽が観察できない、特定できない時はどうするかである。それはそのまま
ジシギSP,とするのが正しい判断です。但し、いろいろな条件からハリオ、チュ
ウジと思う、という自身の判断はそれで良いと思っている。何時か観察を続け
ていると同じ、或いは同じような特徴を有するジシギと再会する。その時、改
めて尾羽を含めて確実な情報が得られれば過去の全ての情報は、あの時
のあれはハリオだった。という訂正を付記すれば良いと思う。毎年、毎年新し
い個体と遭遇し謎が増える一方、過去の謎が解けることもあるから。
沖縄の秋のジシギの渡りを五年間も続けたのに未だ不思議なことばかりであ
る。それらのことはブログやホームページに何度も繰り返し書いている。
しかし、である。百聞は一見にしかず。ですよ。いろいろな個体が居ると書き
続けても、JIZZ的には云々で処理される。ことが多いのです。
本州を通過する種と南西諸島の種の個体差、個体の多様性についても何度
か書いている。いろいろな個体を観るほどに悩みは増えるばかりである。
つまり、悩んだりすればそれは尾羽が最終の拠り所です。新しい個体の識別
に答えがでれば次は簡単に解けるのです。尾羽に拘り図鑑を拡大して見たり
自分自身で描いて見たりした。すると不自然さに気が付く。どんどん尾羽が
分かって来る。観る角度、開き方、重なり、などなどいろいろな事が分かり、
謎も深まる。あちこちに描いたイラストは数限りなくあります。モノクロから色
鉛筆そして水彩着色までトライしている。実物の画像を模写しようとは思わな
い。実物なら画像に勝ることは無いから。いろいろな画像の集約をイラストで
表す。一つ、一つ個体が異なるからそれを特徴的に表す。それを今回は集め
てみました。東京海鳥の会室内会2012,02開催の資料をアレンジして使用しま
した。

チュウジシギ、Swinhoe's Snipe Gallinago megala

同じようなポーズで尾羽・外側尾羽の見え方
(C)Birdopia尾羽の段差™に注目ください。
外側尾羽の見える範囲にも注目です

2012,09,28以下画像の追加補足説明

外側尾羽(細い)-------→

尾羽の段差 = 大

中央尾羽先端部-----------→

この個体は俺の中では標準的ハリオシギです。ところが色彩に拘ると一見して、タシギ?、
チュウジ?、ハリオ?と堂々巡りが始まるのです。

以下は
水平的視点観察→

ハリオか?チュウジか?の分岐点、初めのポイントは俺は頭側線内のバフ色斑点の
有無・多少です。上の個体は俺のデーターではハリオシギと思って観察していた。そし
て尾羽を見たら・・・あれれ・・例外も相当居るのです。やはり、傾向は傾向で集約され
ることはありません。このようなどんでん返しは現地で経験したバーダーなら分かります。

あれれ・・・ハリオの
針に見えてきた。
正しく見ましょう

どんどん傾け

て見ると・・・・・

通常26枚(24-28)

2,ハリオシギ、Pintail Snipe Gallinago stenura

見る図鑑

T-2

T-3

尾羽のイラスト集

尾羽の段差 = 小

T-2

T-1

T-1

平面的視点観察-→

Tailfeathers Illustration

T-1、中央尾羽、左右一対ある。尾羽の一番上、二番目になる。半開きでは黒帯が
最も突出して黒く見える。

T-2,T-3T,-4T,-5T,-6,中間尾羽5枚、対になる。

T-7,最外側尾羽一対。淡色地に黒帯があり全体的には明るく見える。

T-1,からT-7,までほぼ等幅に見える。

通常野外では全部が見えることは稀で片側だけでも全数が見えれば、
片側 × 2 ≒ 全数になります。

タシギでは翼下面の淡色と次列後縁白帯が明瞭、の一つ又は二つを確認すれば
尾羽の確認は不要です。ジシギの中では最も簡単に観られる尾羽です。タシギで
その開き方、重なり、形状、枚数、色などトレーニングしてみましょう。

9,ハリオシギとチュウジシギの外側尾羽の比較

2mm幅は爪楊枝の太さです

T-1中央尾羽

通常20枚(18-22,26)

3,チュウジシギ、Swinhoe's Snipe Gallinago megala

ハリオシギ、Pintail Snipe Gallinago stenura

2012,09,18
(C)Birdopia Gallinavi 2012
by Happy Chappy

右の段差はより少なく見える

中央尾羽先端部---------→

1,タシギ、Common Snnipe Gallinago gallinago

通常14枚(12-14)
Gallinagodelicata=16枚

尾羽先端部



















6,尾羽の見方・見え方

短い
針状

以下の解説は筆者独自の観察経験から導き出されたものです。何年か後の図鑑に
以下の解説がされる事もすぐそこまで来ていると感じている。
(C)Birdopia2012 尾羽の段差™

5,ハリオシギの針尾は何故見えない・見えにくいのか?

T-1,中央尾羽、左右、一対。

T-2,T-3,中間尾羽、二枚、対。

T-4,T-5,T-6,T-7,T-8,外側尾羽、5枚、対。尾羽18枚では外側尾羽6枚対。

外側尾羽はT-6,T-7,T-8では白色部が多く淡色に見えるのが普通。幼鳥では
外側尾羽3-5枚が淡色に見えることが多い。

ディスプレイフライトでは全開の尾羽を観察することができます。外側尾羽は
順次細くなることに注意です。
デイスプレイフライトの尾羽を良く観察してみましょう。実際の画像では外側の
尾羽は内側にカーブしているのがよく分かります。内弁・外弁を理解すること。

14枚は殆ど♀
16枚は♂♀
18枚は♂が殆ど
という報告がある

通常16-18(12-19)

4,オオジシギ、Latham's Snipe Gallinago hardwickii

最外側尾羽

T-7,Tailefeather outer most

T-2,-T-6,MedianTailfeather

Central Tailfeather

⇐--------------------------黒帯が突出

中央尾羽
尾羽を半開きの際には点線より
下部分の黒帯が上尾筒から突出
している。全てのジシギに共通です。
片側尾羽のカウントには重要です。

⇐------この部分

---------------------------------

ハリオシギは1-2mm,チュウジシギは2-4mmで重なると思ってしまいます。
1-2mm,2-4mmとは尾羽先端部から20mmでの計測値です。SHOREBIRDS
1mmと2mmと4mmを比較してください。
ハリオシギでは1-2mmでは羽軸だけ或いは殆ど内弁・外弁は無いような状態です。
チュウジシギでは2-4mmですから羽という印象が強いです。極めて細いチュウジシギ
もいるので形状、細さ・短さと枚数などの合わせたポイントでの最終判断も必要に
なることもあります。

8,外側尾羽だけの比較

7,外側尾羽の比較

極めて細い

チュウジシギ

1mm = 羽軸

2mm

4mm

2mm

ハリオシギ

オオジシギ

ハリオシギ

タシギ

外側3枚は淡色が多い

外側は黒っぽく見える

1本でも針尾、
7本見えたら超ラッキー

淡色地に黒帯・明るく見える

ハリオシギ

タシギ

オオジシギ

チュウジシギ

正しい観察

尾羽の段差に注目

段差小

段差大

ハリオシギ

チュウジシギ

やや斜めからの視点

真横・水平的からの視点

平面・上面からの視点

---⇒

⇐ 外側尾羽 6枚 ----------  ---⇒

通常16-18(12-19)

オオジシギ、Latham's Snipe Gallinago hardwickii

18枚の例

オオジシギ、Latham's Snipe Gallinago hardwickii

タシギ、Common Snnipe Gallinago gallinago

以上のイラストは実際の尾羽とは形状、色彩など異なります。前記のように個体間の差
をイラスト化するのに簡単に描いたものです。ほんの一例です。これらのことを理解の上
観察から更に新たな知見が得られることを期待しています。

2012,09,18by HappyChappy

尖閣諸島国有化で中国内反日デモ拡大

チュウジシギ

幅広い尾羽でも平面的に見なければ、どんどん細く見えてしまいます。
すると、ハリオかなという結論に達してしまうことが有るのです。特に
チュウジシギの尾羽を斜めに見たり、重なりにより細く見えてしまう
ことがあります。

畳んでいる尾羽を描いたものです。左はハリオシギで右はチュウジシギです。
段差という表現をしています。つまり、外側尾羽の先端部の位置は、変わる
、変わらない。違いがあるのです。チュウジシギではちょっとの開きで外側
尾羽も直ぐに見えることが多いのです。
ところが、ハリオシギでは短く、且、細いのでちょっとの開きでは中央・中間
尾羽と重なり外側尾羽が見えにくい・見えないことが多いのです。

T-7

T-6

T-5

T-4

T-2

T-1

T-7

T-6

T-5

T-4

T-3

T-2

T-1

T-3

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