(C)Copyright BIRDOPIA 2004-2022 All Rights Reserved 田鴫 Gallinago gallinago Common Snipe |
識別ポイント
1、翼下面が白っぽい。明るく・淡色に見える。 |
1、翼下面が白っぽい。所謂淡色に見える。 |
2、腋羽(わきばね)の黒帯は白帯より幅が狭いので明るく白っぽく見える。 翼の付け根が腋羽。 |
3、次列風切後縁は幅広く白い。伸び、羽繕い、飛翔時によく目立つ。 |
飛翔時に白帯が目立ちます。タシギの特徴です。他の種では目立たない。 |
4、嘴は基部から先端まで一様な(割り箸のように)勾配が少なく長い・頭部の約2倍程度。通称ストロウビル。しかし、個体により嘴基部がかなり太い個体も居るから要注意です。 |
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6、眉斑は太くはない。頭側線は黒褐色でバフ斑点があり、個体変異が多い。
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7、尾羽は通常14枚(12-18枚)で外側尾羽もほぼ等幅で最外側は白く黒帯が細く入る。何かに驚いて警戒する姿勢です。危険が迫れば飛び立つ。 |
拡大・右下の最外側は白に黒帯が見られます。14枚です。 |
14枚が確認できます。 |
8、尾羽の突出は大きい。
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10、餌場は水中或いは柔らかい泥地を好みミシン針のように嘴を素早く上下に動かして餌を採る。捕食した瞬間動きは停止して獲物を飲み込む。 |
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11、鳴き声・地鳴きは飛び立つ時又飛びながらジェー・ジェーッと比較的長めに声を発する。 飛び立つ時にジェーッと長めに一声或いは二声、三声連続的に発することもある。 |
ジグザグに飛びながらジェーッ・ジェーッと繰り返し鳴くことがある。
秋の渡の時期には日没前や夜明け前にジシギが鳴きかわしながら飛び交っているところを何度も経験しています。またタシギのディスプレイと思われる場面も観察しています。翼を上に広げながら相手に対してジェーッ・ジェーッと何度も繰り返し相手が逃げても追って行き何度も繰り返していました。彼らは意外にも良く声を発しているのです。それを聴く事が少ないだけではないでしょうか。
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12,下列肩羽の外弁は内弁より太くバフ色で内弁は細く赤褐色(成鳥)。幼鳥は外弁内弁は等幅で細くて白い
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拡大・内弁は細く赤褐色、外弁は太くバフ色 |
肩羽は何度も見誤ったことがあるのでしっかりと望遠鏡で確認することが必要です。いろいろな太さの変化と色の変化を比較してみましょう。 |
拡大・外弁も細く白い、摩耗による変化と思います。 |
日光浴をするタシギ。尾羽を太陽に向けてお手入れです。 |
畦の上で餌を探しているタシギが居ました。幸運にも太いミミズが飛び出しました。くわえたのですが食べなれないせいでしようか何度も何度も落としてはくわえ直しやっと飲み込むことができました。やはり水中で細くて小さなイトミミズを食べるのが一番得意技の様子でした。こんな微笑ましい光景を観察しているとソーキそばを箸で食べている毎日なのにイタリアンレストランでパスタをナイフとフォークで食べているような食べなれない光景を思い浮かべています。2008,11,22。2011,05,30加筆 |
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