タシギ

幼鳥・成鳥図鑑
by HappyChappy

幼鳥・幼羽、第一回冬羽、成鳥・夏・繁殖羽、冬・非繁殖羽をまとめました。

夏羽・繁殖羽・ゴールデンバフ色についての見解の訂正があります。2010,01,05
2012,09,01再訂正しました。

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幼鳥・幼羽
訂正20230611下の画像はGallinago delicata的な個体です。
一見して羽縁は白く細いのでそう見える。しかし、雨覆いなどは幼羽では無く冬羽に換羽している。
gallinago delicataは羽縁は細く白い、次列後縁の白帯は目立たない、翼下面は暗色
尾羽は18枚である。国内の正式記録は未だ無い。このような個体は筆者は何回も
撮影している。又他の観察者でも報告がある。

 幼鳥・幼羽は上列・下列肩羽の内弁・外弁は細く白いのが標準です。個体により外弁は明らかに細く白く見えますが内弁はそれほど明確には見ることはありません。
 幼羽から第一回冬羽に換羽中、肩羽後部に幼羽の痕跡があります。、

細い羽縁が僅かに残っています。

 冬・非繁殖羽

羽縁のバフ色は淡く本来のバフ・白い汚れた・色になります。

 夏・繁殖羽初期下の追加・訂正をお読みください。 2008,03春


非繁殖・冬羽、2007,09-10秋

 2008,03春

夏・繁殖羽は全体が赤褐色で濃く羽縁のバフ色が濃くなる。これをゴールデンバフと勝手に呼んでいます。

2008年秋には完全なゴールデンバフ色のタシギに会うことはありませんでした。完全な夏羽にそうそう簡単に出会えることはありません。春3-4-5月には肩羽の一部・上列肩羽がゴールデンバフになっているが下列は少し濃いバフ色です。やはり夏羽は何らかの理由で換羽していない個体は秋の渡に観ることができそうです。2008,12,04

追加・訂正2010,01,05
ゴールデンバフ色のタシギについての見解。三年間の秋・三回、春二回の南西諸島ジシギ観察からの経験によりこれまではタシギのゴールデンバフは成鳥・夏・繁殖羽である。と断定的な解説をしていました。最近ではゴールデンバフ色になる羽縁を有するタシギの特徴としては全体的に赤褐色の濃い個体特有の発色ではないかという一応の結論に達しました。というのは幼鳥でありながら細く白い羽縁を下列肩羽に残しながら既に換羽をしている肩羽がゴールデンバフ色である個体に遭遇したことからこのような結論に達したものです。タシギは特に春の渡りでは繁殖羽・赤褐色が強くなり反面羽縁のバフ色がそのようにならない個体も多く居ます。従ってゴールデンバフ色は赤味の強い個体の特有の発色と結論づけるに至りました。タシギ以外のジシギでも羽縁が黄色味を帯びる個体が居ますがタシギのようにメタリック・ゴールデンバフ色になるような個体には未だ遭遇しててはいません。2011,12,16,その後の観察によりハリオシギ、チュウジシギの個体にもゴールデンバフ色の個体が観察されています。
2012,09,01
画像Aは三月の春のものです。これはゴールデンバフでも夏・繁殖羽で良いと思います。画像Bは十月の秋ものです。これもゴールデンバフですが季節的に冬羽になります。つまり、ゴールデンバフは赤味・茶色の強い個体に特有の発色ということが分かっています。冬羽の新鮮な個体や夏羽の初期の個体は羽縁が整っていてこのようにゴールデンバフが目立つのです。タシギ以外でも同様の傾向を示す。

 2011年秋の沖縄

幼羽の新鮮な個体、完全な幼鳥・幼羽です。完全な見間違いです。このように羽縁が細く白い
個体が居ます。多分、羽縁が細いので第一回目冬羽です。雨覆いなどもほぼ幼羽は見られない。
2022.06.02追記一見して幼鳥・幼羽風でした。
上を参照してください。20230611追記。

 2011年秋の沖縄、冬羽 第一回目。


 以下六枚の画像は2011春3月沖縄本島肩羽羽縁が太く目立つ個体
夏羽への換羽の始まりかもしれない。

 成鳥冬羽肩羽羽縁が太く目立つ個体、雨覆いの一部は幼羽に見える。2022.06.02追記。


 冬羽肩羽羽縁が太く目立つ個体、成鳥冬羽と思う。

 冬羽肩羽の羽縁が細く一見タシギ以外的に見える個体、多分第一回目冬羽。


冬羽、肩羽の羽縁が細く一見タシギ以外的に見える個体

 冬羽肩羽の羽縁が細く一見タシギ以外的に見える個体

肩羽の羽縁が太く目立つ個体はタシギの標準的な冬羽というのが一般的です。

肩羽の羽縁が細く一見タシギ以外的に見える個体も春・3月上旬沖縄本島に居ます。秋には幼鳥が多く第一回目の冬羽では羽縁が太く目立つ個体は多くは無いのです。つまり、タシギ的な肩羽羽縁が太く目立つのは第二回目の冬羽ではないかと考えます。あくまでもこれは私見です。太い・目立つ、細い・目立たないは単なる個体差かも知れませんが、単なる個体差というよりは第一回目の冬羽1W,第二回目冬羽2Wと考えた方が楽しいですね

 


タシギ・繁殖羽・夏羽、2017.04沖縄県

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