タシギの横顔図鑑
 Birdopia Gallinavi 2022.05.13加筆修正
 タシギはジシギの基本種です。タシギをよく観察していれば他のジシギの異なる部分・識別ポイントが分かるようになります。タシギの表情は警戒・安心・くつろぎ・採餌・休憩などにより顔の表情・形が変化します。いろいろな瞬間でどのような情報が得られるでしょうか。 横顔から得られる情報は頭央線、頭側線、眉班、過眼線・目先線、頬線、嘴基部の太さ、嘴の長さ、などです。いろいろな表情のタシギです。画像は見易くするため反転しています。
 




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 典型的な眉班と過眼線です。標準的な顔です。よく覚えておきましょう。


 


 頭側線内の斑点は個体差が有ります。繁殖羽・夏羽では斑点が明るく目立つようになります。

 タシギの嘴は直線的が普通ですが、よく観ると少しは反っている事があります。分かりますか。


 



 



 


 嘴はほぼ直線的です。


 




 
 嘴の中にはギザギザがあります。捕食した獲物は逃げられない構造になっている。


虹彩は茶褐色。僅かにアイリングが観られる。 


この個体は神奈川県アオシギが越冬した公園です。冬羽のタシギ。 


 





 


 



顔の表情からいろいろな姿勢が見えてきます。ちょっとの変化で識別の平常心を忘れることは度々あります。記録はとても大事なんです。その場・その時にそう思っていたことが後で否定されることがあるんです。あの時○○ジシギと思い込んでいると尾羽が写っていてあれれ・・○○ジシギだった。いろいろなタイプのジシギを学習しながら少しずつ幅が広がれば良い識別方法が確立されていくものと信じて多くのフイールドワークを通じて勉強していきます。多くの資料が貯まれば資料を見るだけでも楽しみが増えるというものでしょうか。

 by HappyChappy20090131

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2022.05.13加筆修正
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