Golden Snipe Gallinago Aurum  キンジシギ 黄金地鴫

2020秋冬-2021年早春の越冬タシギ

そのⅢ
renewal 2022.06.11

   

2020.09月からタシギの越冬調査を始めた。これまでは越冬個体が定着するのは11-12月頃ではないかと考えていました。ところが今季は9月のジシギの渡りからタシギが多くなる頃に既に越冬地・水路に定着することが分かりました。その後換羽状態、テリトリーの場所や範囲、食性・採食などいろいろなことが新しい発見が続いている。年が明けて幼鳥幼羽は第一回目冬羽に換羽、成鳥冬羽は早くも夏羽への換羽が始まるのではないかなどいろいろ知りたいことが沢山あります。同じフイールドで同じ個体を続けて観察することの楽しさが伝われば幸いです。2020.12.28 HappyChappy Birdopia2021

観察用具と撮影機材について・・・この10年間はスワロスキー10×32EL(旧型)を使用している。ただ今修理中です。2021.01.05---モンベルの釣り用温度計をつけてある。撮影機材はどんどん変化している。二年前まで゛はプロミナーとv1&3デジスコによる撮影。移動はマウンテンバイクでした。この一年はほぼ徒歩による観察です。制限時間は午前中の正午までの3時間くらいです。移動距離は6000歩から13000歩程度。そしてデジスコからスーパーコンデジ、ニコンP900からP1000を使用している。以前はD500と80-400ズームをメインに使用して。コンデジはサブ機としていた。今はコンデジがメインとなった。3000mmだからデジスコ相当がAFで撮れる。但し、動画などは今のところほぼ撮らないが動画なら三脚をお薦めする。今はフェンスなどを利用して寄りかかって撮ればそれなりのものは撮れるようになってきた。綺麗な画像を撮るなら1000-2000mm程度がベストです。ジシギでは近づけないので3000mmが多いです。それより近ければ幸運なことです。それとコンデジ24-150mmP310で花や風景、自撮りなど楽しんでいる。デジスコを楽しむあなたへ、一度p950(新)フアインダーが新しく見易い。かP1000をお試しあれ。これ一台で24-3000mmまで撮れますよ。2021.01.06追記、手持ちではシャッタースピードをmaxにするのがベストです。

  観 察 日  観 察 記 録 
 2021.01.06  登場するタシギたち・・・
垂れ尾のタシギは初めは♀ではと思っていたが、尾羽の長さと嘴の長さから最近は♂と思う。通称垂れ尾のタシギ。晩秋の頃この個体と行動を共にする第一回目冬羽に換羽中の個体が居た。これは息子・♂と思うが最近は同時に行動することは無い。多分、独立したと思える。再会しても識別はできない。中の用水路に居た幼鳥・幼羽を残す第一回目冬羽に換羽中の個体が二個体居た。換羽状態が少しだけ異なる。そのうち一羽は時々現れるがとても警戒心が強くて直ぐに飛び去る。これまでにも何度も登場しているがかなりの遠距離です。大水路の第一回目冬羽に換羽中の個体は水路が干上がり、北側水路に合流したり、又どこかへ行った。北側水路の定着個体は愛想が良いのが常であるが、大水路の第一回目冬羽に換羽中の個体と行動していた時はとても警戒心が強くなっていた。今は単独なので愛想が良い。大水路の奥の頭側線内斑点の多い個体はこの2-3日不在になった。この個体も愛想が良い。更に上流で出会った、幼鳥幼羽をかなり残す第一回目冬羽に換羽中の個体と冬羽の個体は一回だけ出会う。一番奥の水路では土木測量が始まり。人工杭を打たれてしまい定着している2個体はその場所から移動した。時々下流で再会しているが不定期。その他、識別できない冬羽が時々
出現している。2021.01.06追記
 2021.01.31  画像の枚数が多くなると転送に時間を要します。その四に続きます
   
 2021.01.31  


工事中の水路の下流100メートルで採食する。


土手で休むタシギ。11時前には採食が済んで休憩モード。


あれもう一個体が居た。


近い水路に第一回目冬羽。江戸川は満潮でした。時刻を間違えました。
 2021.01.30  

東側水路の個体です。水路から飛び立ち小さな水路の枯草に隠れた。



工事中の水路のちょっと下流で採食する過眼線に特徴ある個体。
春の移動まで留まると嬉しいです。




多分北側個体と思われる、頭側線内の斑点の目立つ個体です。


の個体と同居する第一回目冬羽ですが少し距離を保っている。
 2021.01.29  東側の水路に定着する成鳥冬羽の個体、三日連続同じ場所に定着、昨日の雨と雪で水路は増水した。ちょっとだけの干潟に固執する。枯草の周りを採食する。



食べつくしたのか水路の深場に入るタシギですがイトミミズは沢山捕食していた。


中の水路に一羽だけ。第一回目冬羽に換羽中の個体。
 2021.01.28  

東側水路の成鳥冬羽です。


東側水路奥の定着している個体。


一番近い水路の第一回目冬羽に換羽中の個体。
 2021.01.26  

水路から上がり耕作田の藁の中で休むタシギ、成鳥冬羽。


突然飛び立ち耕作田の中に下りる。探しても探しても見つけられない。でも飛び立ってないから絶対居る筈だ。やっと見つけた。カムフラの天才です。
 2021.01.25  やっと恵みの雨が降りました。干上がっていた小さな水路には元々越冬していたタシギたちは戻るか否かぎもんでした。それが今日はその答えが出ました。戻りました。彼らは元々安心安全な場所で越冬していたのですが環境の変化、少雨、乾燥化、凍結などの諸条件が重なり移動せざるを得ない事になったのです。そして雨が降り環境が元に戻ると彼らは戻ったのです。



草被りの水路に戻った垂れ尾のタシギ。


耕作田に下りた、そして首を伸ばして警戒する。尾羽は垂れているから水に浸かり先端はボロボロになっている。


中の水路にて下列肩羽羽縁が白い、一見幼羽風に見間違う個体ですが、第一回目冬羽に換羽中の個体です。


小さな個体・左側と成鳥冬羽個体。




成鳥冬羽個体がイトミミズを捕食した。雨が多くなるとあちこちが湿地になるとタシギはばらばらになり見つけにくくなる。春は近いです。

 2021.01.22  


水路に戻った第一回目冬羽に換羽中の個体です。



堀上げた水路の土くれに休むタシギ。
 2021.01.19  暴風で河川敷の干潟はタゲリ、タヒバリ、ハクセキレイ、イカルチドリなどタシギの姿は見つけられなかった。こんな日は枯草地の中に休んでいる思われます。見つけられないのも情報のうちです。
 2021.01.17  





昨日に続いて江戸川河川の調査、干潮は午前中です。4個体を確認しました。




干潟のタシギ
 2021.01.16  今日は暖の日です。18℃は4月上旬とか、用水路が凍結、干上がり、その替わりとして大河・江戸川の干潟を利用している筈と思い、その調査です。結果はズバリ大当たりでした。既に採食を済ませて休憩モードです。大河の干潟は姿が丸見えになり猛禽類の絶好のターゲットになるから、彼らは猛禽類の活動の無い夜間、早朝、晩に行動している筈だと思います。




遠景です。
 2021.01.15  


土砂を上げた水路に居たが、飛び立ち小さな用水路に下りた。何処でも湿地です。



遠くに居る、コガモと一緒です。




中の水路にて上の二枚は同一個体です。左右の換羽の違いは⁇ちょっとだけ異なるが、冬羽の後期で夏・繁殖・生殖羽が換羽が始まるのかは不明です。


垂れ尾のタシギが戻りました。他の場所では全く観られないので遠くの場所に移動していると思われる。冬羽ですが夏羽への換羽はいつ始まるでしょうか。


垂れ尾のタシギです。
 2021.01.14  


土砂を上げた水路にて採食する個体。


北側水路にて、第一回目冬羽に換羽した個体が棲みついた。


水路の下側にて肩羽が白く、一見して幼羽風個体です。


もう一個体が居た。成鳥冬羽。
 2021.01.13  


嘴基部の太い個体


大水路は干上がっている。橋の下には水溜まりがある、そこを覗いたら飛び出して水田に下りた、5-6mの距離ですが以外にも愛想が良い。その後は遠くの水田に飛び立つ。


いつもの定位置です。第一回目冬羽に換羽中の個体。



中の水路にて第一回目冬羽に換羽中の個体す。昨日雨で水路はちょっと湿り気が戻りました。もう少し雨が欲しいです。
 2021.01.12  




小鮒か鯉を捕食したタシギ。


嘴基部の太いタシギ。



小さな湿地でこの2-3日採食している。
 2021.01.10  


肩羽羽縁が白い個体です。



奥の水路にて、どうして道路にて休んでいたのでしょうか。


嘴基部が太い、短め、成鳥冬羽で♂かもしれません。


北側水路の個体です。


垂れ尾のタシギが戻りました。
 2021.01.09  

普段は見られない水路にて凍結した水面にフリーズ。


遠い水路の個体です。


この個体は面白いですね。肩羽羽縁が白いので幼羽と思うとそれは間違いですよ。羽縁はバフ色・汚れた白、ですがこのようにに近い個体も居るから要注意です。
 2021.01.08  


東側奥の水路にて、上流の個体が移動しているかも知れない。


北側水路の個体は2日ぶり。
 2021.01.06


垂れ尾のタシギが戻りました。




北側水路にて定着している個体です。第一回目冬羽に換羽中の個体は不在でした。採食を終えて休憩モード。5mくらいの距離。フリーズのまま動きません。早々に撤収する。
 2021.01.05  




上の個体は同一ですが個体識別出来てない。




上の二個体は北側の水路の個体です。10時過ぎると芝地で休憩モードに入ります。多分夜明けから採食していると思う。この水路ではイトミミズがメインなので2-3時間は採食している。
その後は本格的休憩モードです。


大水路には頭側線内斑点の多い個体は不在・2日目。そしてさらにちょっと上には二個体が居た。とても警戒心が強くてどんどん歩いて遠ざかります。


第一回目冬羽に換羽中の個体です。ほぼ完了。



これは随換羽の分遅い個体です。下列肩羽、雨覆いはほぼ幼羽です。二個体とも初見でした。

2021.01.04  



大水路の手前にて。





嘴は短く見えるから♂かも知れない。


大水路の第一回目冬羽の個体。


北側の定着個体。愛想が良かったのに最近は姿を見ただけで
橋の下に隠れてしまうほど警戒心が強くなった。どうして⁇
 2021.01.03  



北側水路にて


大水路の奥にて頭側線内斑点の多い個体はドジョウを捕食。
 2021.01.02


大水路奥の頭側線内斑点の多い個体は水路で休んでいた。この後本格的に休憩モード。



草被り水路に垂れ尾のタシギが舞い降りた。今日は慎重に近づいて・・・・撮る。


北側水路の土手には第一回目冬羽に換羽している個体が居た。の個体は頭側線内斑点の多い個体とも仲良くて、性格・鳥性格が良いように感じる。近くには下の個体も休んでいた。明らかに日差しを好んで休憩している様子でした。



行きには定位置。帰りは土手の上にて日向ぼっこしている二個体でした。仲の良いことは良いことです。
 2021.01.01  今朝は今季最低気温で凍結していた。定着している個体は休んでいた。
大水路の奥にて、頭側線内斑点の多い個体が昨日と同じ場所。



北側水路の個体、土手で休んでいた。
   



タシギのフットスタンプと食痕
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